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コラム

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2011年04月15日

山内クリニック コラム コラム - 山内俊明

【コラム.10】ペースメーカや植え込み型除細動器などを 使用している患者さんへの気づかい②(医師・山内俊明)

上記を使用しながら生活をしている患者さんが皆様の周囲にも多くなっています。本人ももちろんですが周囲の方々も対応を知っておくと良いでしょう。日本循環器学会のガイドラインを参考にして大切な点をまとめてみました。2回シリーズでお話し致します。

今回が2回目です。

1、家電製品(冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機など)でも注意点があります。一番大事な点は漏電の影響をなくするためにアースを接続して使用することです。電気屋さんにお願いしてアースを接続してもらいましょう。

2、電位治療器、通電鍼治療器や筋肉マッサージ、トレーニングを目的とした刺激装置は使用しないで下さい。ペースメーカや植え込み型除細動器が誤作動を起こす可能性が高く危険です。

3、鍵を使わずに自動車のドアを施錠、開錠ができるスマートエントリーシステムは車内のアンテナから22cm以上離すことが必要です。アンテナの位置を確認しておくと良いでしょう。

4、全自動麻雀卓は卓の縁から30cm以上離すことが必要です。特に勝負に集中する方は異常に気がつかないこともあります。使用を避けた方がよいです。

5、高電圧送電線は地上や屋内では問題ありませんが、電線に近づくようになるので真下のビルの屋上には出ないようにして下さい。

6、その他、回転寿司店等のハンディ型電子タグシステム、駅のワイヤレスカードシステム、電子商品監視装置万引き防止ゲートなどは意識的にペースメーカ部位を近づけなければ大丈夫です。

この内容は現時点での一般的注意事項です。将来は変わるでしょう。どんな機器でも使用して体に異常を感じたら、使用を止める、体から離す、その場から離れることです。異常が持続したら専門医を受診して下さい。お大事に!

山内 俊明

※この記事は、朝日サリー(2011年4月号)「ハートでクリニック」に掲載されました