▼「いわきの福祉の父」と称された医師・大河内一郎先生の記事を書くため、関連著書を読んでいます。大河内先生は資金計画なしで借金を背負い、北海道・東北初の民設民営の肢体不自由児施設「福島整肢療護園」を建てました。さらに拡大に向けた資金集めをするため、ドキュメンタリー映画を自主制作し現状を伝え、海外からも多くの寄付を集めるのに成功。クリスチャンだから多くの慈善家の協力を得られたという意見もあるでしょうが、不屈の情熱と行動力を抜きにしては成し遂げられなかったでしょう。
▼現代はインターネットで寄付を呼び掛ける「クラウドファンディング」ができました。世界に発信するための動画投稿サイトもあります。ですがどんなに社会から共感を得るための環境が発展しても、一大事業を成すには大河内先生のようなエネルギーがあってこそ。今年に入って2カ所の障がい福祉施設の開所式を取材しました。いずれの代表者のスピーチも不屈の情熱と行動力の伝わる忘れられない内容でした。施設運営に携わっている方々はそれぞれの物語があり「障がい児者のために」という熱い想いで立ち上がっている。大河内先生の著書や詩を読み、あらためてそう感じています。(「地域連携・企画広報課」・西山将弘)
「この道をゆく」 大河内一郎先生
たとえ苦しくとも
なんと批評されようが
誰もついて来なくとも
私はこの道を歩まねばならない
これが私の生きる道だから
私はこの道をゆく
<2018年11月の記事ランキング(10月25日~11月24日のフェイスブックのリーチ数)>
一位「山内クリニック開業25周年インタビュー⑦完・山内宏之医師」 11月2日投稿:https://iwakikai.jp/blog/570/
二位「いわきの里でおやつ作り」 11月5日投稿:https://iwakikai.jp/blog/568/
三位 「医和生会の救急セミナー」 11月17日投稿:https://iwakikai.jp/blog/537/
四位 「認知症初期集中支援チームの拡大へ・平地区での取り組み」 10月29日投稿:
五位 「いわきの里で介護技術研修」 11月13日投稿:https://iwakikai.jp/blog/545/
<番外・大河内一郎伝記>
【過去の取材雑記】