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投稿:2018年11月29日更新:2020年04月08日

455. 認知症者や家族のよりどころに・「認知症の人と家族の会」、いわきでカフェ

「認知症の人と家族の会」福島県支部のいわき地区会を再び活発化させようと、カフェ「つどい」がこのほど、いわき市のレストラン「吉福」で始まりました。毎月第3土曜日にオープンし、介護で悩む住民の支えになります。今年34年目を迎えた福島県支部の発祥はいわき地区。かつては県支部をけん引してきましたが、定期的に活動できる会員が減り運営がままならない状態になっています。1回目のカフェには県支部のメンバーも市外から訪れ、いわき地区の会員や来場した地域包括支援センター職員らと情報交換していました。

 

● いわき地区で始まった福島県支部
「認知症の人と家族の会」は1980(昭和五十五)年、介護する家族90人が京都府で結成。その5年後に福島県支部が誕生しました。福島県支部の佐藤和子代表によると、いわき市勿来地区の齋藤内科(現在は閉院)の齋藤光三院長(※1)が中心となって福島県支部を発足させたといいます。現在、県支部には469人在籍して全国3番目に多く活発に活動。ですが、いわき地区は活動できる会員が減り、地区会代表が体調を崩していることもあり、活動の活発化が課題になっています。

※1「齋藤光三院長の伝記」:http://ymciwakikai.jp/category30-1.html

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↑福島県支部の佐藤和子代表(左)

● 気軽に相談できる場所づくりへ
そこで気軽に介護の悩みを相談できる場所をつくろうとカフェを企画。初回のカフェは11月17日(土)に開かれ、佐藤代表や郡山地区会の代表ら市内外の県支部メンバーが集まりました。同会場での認知症カフェ開催を中断している「高齢者を支援する若者の会」(※2)の代表も参加し協力しました。いわき地区会のメンバーや佐藤代表、来場した地域包括支援センター職員らが情報交換。専門職者よりも同じ辛さを知る介護家族者の方が相談しやすいケースもあり、いわき地区会を盛り上げていこうと話していました。

※2 「高齢者を支援する若者の会」の取り組み紹介(2017年7月5日投稿)(2018年11月現在、活動休止中です):http://ymciwakikai.jp/blog-entry-226.html

● 「家族の会」で救われた家族も
福島地区会では家族対象の介護講座を開き、活発に支援しているといいます。郡山地区会のメンバーは、母親が認知症になった時に周囲に相談できる人がいなかったといいますが、「家族の会」と出会って支えられたと感謝していました。佐藤代表とそのメンバーは「いわきでももっと集まって支え合えるようになるといいですね」と話していました。

【認知症の人と家族の会福島県支部いわき地区会のカフェ「つどい」】
チラシ (399x562)
日時:毎月第3土曜日午後1時半~3時半
場所:レストラン吉福(福島県いわき市平東町5-1)
参加費:無料
連絡先:024-521-4664(福島県支部佐藤代表)

【関連情報】
①いわき市内の認知症相談などができるカフェ(いわき市ホームページ):http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1454293773647/index.html

②「認知症の人と家族の会」ホームページ:http://www.alzheimer.or.jp/

③「認知症の人と家族の会」福島県支部ホームページ:http://www.alzheimer.or.jp/?page_id=360

【医療・福祉カフェ関連の記事】
http://ymciwakikai.jp/blog-category-18.html