<医和生会(いわきかい)の介護レク紹介>
当法人医和生会の「きらく」デイサービスと小規模多機能型「さらい」のご利用者様がこのほど、いわき市内の各観光スポットにお出かけしました。昔の暮らしを伝える施設では、ご利用者様が職員に当時の生活を紹介し、思い出話に花を咲かせました。
↑石炭・化石館を訪問した「きらく」のご利用者様=2018年11月8日
↑暮らしの伝承郷を訪問した「さらい」のご利用者様=2018年11月9日
<きらく>
「きらく」のご利用者様と職員は11月8日、石炭・化石館を訪ねました。化石展示室に入ると、全長22メートルの巨大草食恐竜「マメンチサウルス」、体全体をくねらせて泳いだという「クリダステス」、クビナガリュウの仲間「プリオサウルス」など恐竜、海竜、翼竜の全身骨格復元がずらり。石に刻まれた恐竜の足跡に触れたご利用者様はワクワクした表情を浮かべ、職員から「今日一のいい顔」と声を掛けられていました。昭和10年ごろの炭住や共同炊事場を復元した生活館では、ご利用者様が洗濯板で洗濯する模型を見て「使ってた」と当時を懐かしんでいました。
<さらい>
「さらい」のご利用者様と職員は11月9日、暮らしの伝承郷で古民家を見学しました。1850年の建築で常磐藤原町田場坂から移築された「旧髙木家」と、内郷御厩町上宿から移築された「旧川口家」を訪れました。いずれも市指定有形文化財。「旧髙木家」の広い土間は薄暗く、格子戸から光が差し込む光景が趣深いです。昔のアイロン、灰皿、蓑笠、かき氷器などが並び、ご利用者様は懐かしがります。「旧川口家」にはみそ造りをしていたのか、大きな樽も。「昔造っていた」というご利用者様は、職員にその思い出を語りました。そろばんを手にした職員から「昔やりましたか?」と尋ねられたご利用者様は「習いに行っていた」と子どものころを思い出していました。