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投稿:2018年10月23日更新:2021年05月12日

多職種連携・地域連携

428. 介護予防のイベントいろいろ・常磐地区の介護フェア

いわき市常磐地区の「介護フェア」がこのほど、常磐公民館で開かれました。来場者はひざ痛対策の講演や多彩な健康・介護のコーナーを通して介護予防の意識を高めました。「声掛け訓練」では認知症者への適切な接し方を学んだ後、実際会場内を歩き回る認知症者役に声を掛けていました。

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↑認知症者役(中央)に的確に声掛けする参加者

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↑「ひざ関節」をテーマに講演した清水医師(奥)

● ひざ痛対策の講演
常磐・遠野地区中地域ケア会議が主催し、遠野地区で9月29日、常磐地区では10月13日に開催されました。常磐地区の介護フェアでは、常磐病院の整形外科医・清水啓さんが「いつのまにかひざが痛くなってきたらどうするか?~ひざ関節変形にたいしての治療の基本とあたらしい方法について」と題して講演。動きが大きく少し緩いひざ関節は、大きな力を繰り返し、激しい力を瞬間的に受けるためひざ関節症につながると誘因を説明したほか、ひざを安定させる筋肉「大腿四頭筋」の筋力トレーニング法を紹介しました。人工ひざ関節の手術件数が増加している現状や、再生医療の導入に関する情報も共有されました。

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↑認知症者への声掛けポイントをアドバイスした本郷さん

● 認知症者への声掛け 7つの対応
「声掛け訓練」では、認知症サポーター養成指導の有資格者「キャラバン・メイト」の本郷文子さん(サンライフ湯本)が、認知症者への対応や声掛けのポイントをアドバイス。認知症の疑いのある人を見つける鍵では、早朝、深夜、長時間といった「時間」、道路の真ん中、農道、バス停や公園のベンチの「場所」、服装、疲労、けが、汗だくの「様子」での違和感を挙げました。「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」ようにする3つの心得を紹介し、具体的な7つの対応(※)を助言しました。対応する際は、体調、安全な場所、身元の確認も勧めました。通報については、いわき中央警察署生活安全課の署員が行方不明の通報を受けてから捜索までの流れを解説。「家からいなくなったらすぐに通報して」「捜索のため今の写真を撮影してほしい」と呼び掛けました。

※認知症者への具体的な対応7ポイント
①まずは見守る
②余裕をもって対応する
③声を掛ける時は1人で(大勢で声掛けすると混乱させる)
④後ろから声を掛けない
⑤相手に目線を合わせて優しい口調で
⑥おだやかに、はっきりした滑舌で
⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応

● 巧みに声掛け
コツを学んだ参加者は、会場内の認知症者役のスタッフに声掛け。何気ない話で安心感を与えて「駅に行きたい」という目的を引き出した後、名前と施設名を述べて自己紹介してから「名前を聞いてもいいですか」「一緒に駅まで行きましょう」と丁寧な対応。落ち着いた声掛けテクニックに、見ていたほかの参加者から「素晴らしい」と拍手を受けていました。

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↑配食の試食コーナーにも認知症者役が登場し、参加者が声掛け訓練

● 「健康チェック」「介護技術指導」「福祉用具展示」も
会場には老化度や血圧、骨密度などを測る「健康チェック」や、移乗などが体験できる「介護技術指導」、車いすや四点杖などが並んだ「福祉用具展示」、「薬相談」、「介護相談」、「鍼灸(しんきゅう)体験」、「つどいの場の情報提供」、「配食サービスの試食」のコーナーが設けられました。認知症者役は各コーナーに姿を見せ、見掛けた参加者が声掛けに挑戦していました。

↓健康や介護予防に関するコーナー
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【関連記事】
「介護フェアを主催した常磐・遠野地区中地域ケア会議」 2018年10月9日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-580.html

「昨年度の遠野地区の介護フェア」 2018年3月12日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-425.html

<ほかの地区の声掛け訓練>
「平地区」 2018年9月14日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-559.html

「勿来・金山地区」 2018年3月14日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-427.html