医和生会(いわきかい)の小規模多機能型すばるでこのほど、季節を感じる調理を楽しみました。すばるに今春異動した職員が調理レクリエーションの企画に初挑戦。「いただきます」の時間、この職員はご利用者様みんなから拍手を受ける場面見られ、照れ笑いを浮かべていました。
● 「季節を感じてもらえる料理を召し上がってほしい」
企画を担当したのは5年目の猪狩。考えたメニューは関西風タコ飯、夏バテ防止サラダ、サンマ。「季節を感じてもらえる料理を探したが6月の料理は少ない。見つけたのが関西のタコ飯だった」と猪狩。夏本番を前に力をつけてほしいと思いを込め、オクラ、納豆、ごまなどが入った夏バテ予防のサラダをメニューに加えました。企画を手伝った先輩は「(猪狩が)自分で調べて早めにメニューが決まってスムーズだった。そんなにアドバイスはしていない」。作り方の情報交換をし、完成イメージを共有して本番に備えました。
● みんなで協力し合って
調理レクは6月21日に実施。車いすのご利用者様は、すばるの庭で栽培した大葉を摘みました。料理が得意なご利用者様はキュウリやナスをテンポよく包丁で切ります。包丁を使うのが難しいご利用者様はボウルに入れた納豆を混ぜます。「左手に力が入らない」とうまく納豆を混ぜられないご利用者様には、職員がボウルを抑えてサポート。調理を見て楽しむご利用者様は「おれは食べるのが仕事。食べる人、見てる人もいねっきゃだめなんだから」と言うと、調理するご利用者様は「そうだよ」と、喜んで手を動かしていました。
● 企画者に拍手
「いただきます」の時間には、先輩職員は猪狩がメニューを考えたと紹介。ご利用者様は「ありがとう」と拍手を送っていました。「味付けうまいね。料亭で出せるよ」と言われた猪狩は照れ笑い。「ナスもおいしい」という声も聞かれ、味が好評でした。おやつの時間に備えて、猪狩は前日からデザートも調理。フルーツ入りの寒天をおやつの時間にみんなで楽しみました。
● 先輩から合格点
猪狩は「現代的な料理より、ご利用者様に合うようなメニューにした。味に力を入れたので喜んでくれてよかった」と手応えを語り「次も季節に合った料理を企画したい」と話していました。先輩は猪狩に「合格点」を付け「次は段取りも覚えて自分でできるようになってほしい」と期待を込めていました。
<関連情報>
「人気メニューの調理レクを企画・小規模多機能型『すばる』」2021年6月25日投稿:https://iwakikai.jp/blog/6114/
「『スタートラインに立った』介護福祉士合格者へのインタビュー①・猪狩」2021年5月10日投稿:https://iwakikai.jp/blog/5940/
<小規模多機能型すばる>
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