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投稿:2019年02月21日更新:2019年05月02日

517. 自立や就労へ 障がい者が訓練・ソーシャルデザインワークスに当法人職員が見学

当法人医和生会の職員がこのほど、いわき市内郷地区の障がい福祉サービス事業所「SOCIALSQUARE(ソーシャルスクエア)」を見学しました。運営する「NPO法人ソーシャルデザインワークス」の今泉俊昭理事から自立訓練や就労移行支援、地域活動の取り組みをうかがったほか、事業所に通う利用者の方が日ごろ取り組む活動の案内も受けました。

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↑当法人職員に施設の説明をする今泉理事(左)

● 近所住民を招いて「フェス」も
「ソーシャルスクエア」は2017年2月、障害福祉サービス事業所の指定を受け事業開始。精神、発達、知的障がい者等障害種別を問わず「自立訓練(生活訓練)」と「就労移行支援」のサービスを提供しています。就労移行支援を受けた利用者の進路は多岐にわたり、事務職やスーパーマーケットの店員、中には介護職に就いた方もいます。また活動も幅広く、障がい者とともに暮らす地域を近所住民に感じてもらおうと、内郷の事業所で「スクエアフェス」を定期的に開き、利用者と地域住民と交流する機会もつくっています。

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● マナーやコミュニケーションなどを学ぶプログラム
当法人地域連携・企画広報課の中野美奈課長ら職員4人は2月6日に訪問。今泉理事から施設の概要や利用状況などの説明を受けました。就労移行支援ではビジネスマナー講座、コミュニケーションを身につける講座やストレスコントロールなどを学ぶ訓練プログラムが編成され、本人の悩みや希望を聞き取る面談も定期的に行っている、と紹介。介護職に興味のあった利用者には介護の資格取得から介護現場での就職をサポートした例を挙げ、今泉理事は「事業所の活動に合わせるのではなく利用者の希望や特性に合わせて支援する」と語りました。本年度は約10人を就労につなげました。これまで巣立った利用者の中には特性の不一致や人間関係などが原因で退職するケースもあり、企業訪問などして定着するよう途切れない支援の重要性も指摘しました。

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● データ入力する利用者 敬語で説明
カウンターキッチンも備えた支援スペースには、当日は利用者約10人がパソコンのスキルアップを目的とした活動をされていた。かつては講義形式で指導したといいますが、現在は個々のパソコンスキルが違うため、個人個人が自由にパソコンをあつかい、自分で調べても分からない場合は職員に尋ねるスタイルで行われています。好きな席につく利用者はタイピング、ワード、エクセルなどの練習に打ち込んでいます。ある利用者は企業から委託されている仕事でデータ入力していると敬語で説明。見学を終えた職員に「ありがとうございました」と丁寧にあいさつしていました。

<体験実習先を募集>
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「SOCIALSQUARE(ソーシャルスクエア)」は障がい者の体験実習に協力してくれる企業を募集しています。
お問い合わせ(いずれもソーシャルスクエア):電話0246-84-8301、Eメールss_iwaki@sdws.jp

【関連情報】
「『ソーシャルスクエア』を運営する『NPO法人ソーシャルデザインワークス』」
ホームページ:https://sdws.jp/
フェイスブック:https://www.facebook.com/NPOSDWs/

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