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投稿:2019年02月19日更新:2019年05月02日

515. 認知症サポーター 本年度も年間目標数3000人超の見込み・いわき市で養成講座

認知症を正しく理解して手助けするいわき市の「認知症サポーター」数が、本年度も年間養成目標の3000人を超える見込みです。毎年企業や学校、つどいの場などでも養成講座が開かれ、着実に増えているサポーター数は先月1月末時点で計2万2100人に達しました。本年度3回目の市民向け養成講座がこのほど、いわき市総合保健福祉センターで開講。受講した市民は認知症者や家族を温かく見守るための知識と心得を身に着けました。

 

● 全国のサポーター数は1110万1518人
認知症サポーターとは偏見を持たずに認知症者や家族を支える“応援者”で、厚生労働省は全国的な養成に力を入れています。全国のサポーター数は昨年末現在で1110万1518人。全国キャラバン・メイト連絡協議会(東京都)が養成した講師「キャラバン・メイト」による講座を受けるとサポーターになれます。いわき市は2006(平成十八)年度から養成講座を開講。現在は年3000人を目標に養成しています。

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↑講師を務めた認知症キャラバン・メイトの渡辺さん

● 勇気を持って声掛けて
市地域包括ケア推進課が主催する一般市民向け養成講座が1月26日に開かれました。認知症キャラバン・メイトの渡辺成子さん(市社会福祉協議会)が講師を務め、「認知症を学び地域で支えよう」と題して受講者67人に指導。アルツハイマー型やレビー小体型といった認知症のタイプや早期発見と治療の大切さを訴えました。認知症でも感情やプライドは忘れないとし、通院を拒否されたら「わたしは最近物忘れが激しいから一緒についてきてくれない?」などと、相手を傷つけない工夫した誘い方も紹介しました。脳を活性化させるトレーニングや、温かく接してほしい願う認知症の医師の詩も披露。街で困っている様子の認知症者を見掛けたら「勇気を持って保護して」と呼び掛けました。

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● 困ったら相談機関に連絡を
受講者は病院や施設の紹介について質問し、渡辺さんは「近くの地域包括支援センターに連絡すれば、その方に合った相談に乗ってもらえる」と回答(※1)。市の担当者は、専門職者が常駐し気軽に認知症の悩み相談ができる「オレンジカフェ以和貴」(※)もPR。今月から勿来地区に2カ所増え、市内計8カ所で開催されていると呼び掛けました。

※1
「いわき市地域包括支援センターの問い合わせ先」(市ホームページ):http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1001000000098/index.html

※2
「オレンジカフェ以和貴について」(いわき市ホームページ):http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1454293773647/index.html

● 当法人は全職員97%が受講
当法人医和生会も職員を対象に養成講座を開いています。「キャラバン・メイト」の職員が講師を務めて全職員がサポーターになるのを、今年一月末現在で全職員の97%に当たる156人が受講しました。

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<地域>
「小名浜高校で講座」 2017年12月14日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-362.html

「四倉地区の大浦小で講座」 2018年6月19日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-499.html

「認知症キャラバン・メイトの情報交換会」 2018年3月20日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-431.html

<医和生会>
「当法人職員が養成講座で指導・平地区住民に」 2018年8月24日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-545.html

「当法人グループでの養成講座①」 2018年1月18日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-386.html

「当法人グループでの養成講座②」 2018年5月22日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-475.html

「介護、きらめく瞬間③・認知症サポーターの矜持」 2018年4月21日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-456.html