いわき市平の北白土地区住民19人が20日、北白土公民館で健康測定を行い、転倒の恐れがないか自身の筋力を確認しました。当法人山内クリニックの理学療法士・菅波成年から指導を受け、昨秋、今春に続く3回目。今後は住民同士だけでチェックできるよう、測定方法も伝えました。前回成績が落ちたものの今回改善した住民は「次が楽しみ」と笑顔を浮かべていました。
● 住民の前回の平均記録は良好
主催は北白土(37区)・北白土健康体操教室。筋力低下に早めに気づいて寝たきりを予防するため、上半身や下半身の筋力を確認する健康測定を去年10月に初めて、今年5月に2回目を実施しました。短時間で測定できる種目に一部変更された前回と同様、速度を測る5メートル歩行、バランスを保てる時間を測る「開眼片足立ち」、何秒でできるかを測る「5回立ち座り」など5種目に挑戦。血圧や体重も記録しました。前回の参加者の平均記録は、いずれも「筋力低下」が見られない成績で、参加している住民はみんな元気です。
● 結果が悪くても、それは筋力低下に気付けるきっかけ
今回の測定は住民が2人1組になって互いの記録を測定。各コーナーには地区内のデイサービスセンター「ケアパートナーいわき」、当法人医和生会の職員らが配置され、測定方法を尋ねながら体を動かしました。片足立ちを30秒以上する参加者には、周りから「すごい」という声も。筋力低下に不安を感じている住民は、菅波に直接相談して、いすに座って脚を交互に上げ下げする筋トレなどを教わっていました。測定後、菅波は「結果が前回より悪くても、それは早めに筋力低下に気づけるきっかけになります。歩行速度が落ちたら生活に散歩を取り入れたりして、介護予防に努めてください」とアドバイスしました。
● 成績が下がっても今回改善した住民も
回覧板を見て初めて参加したという81歳の女性は、20年以上フォークダンスをしているというだけありいずれも好成績。「定期的に確認できていい」と次回にも意欲を示していました。毎回参加しているという71歳の女性は、前回成績が下がったものの今回改善。毎日6000歩散歩するようにしたといいます。6年前に手術をして歩けなくなったといいますが、リハビリや北白土健康体操教室で杖なしで歩けるようになったといいます。「次の測定が楽しみ」と元気に話していました。
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