当法人医和生会職員の子どもたちがこのほど、お父さんとお母さんの働く姿を見学しました。在宅医療・看護の現場を訪問した子は、制服を着て真剣な表情で診察するいつもと違う親をちょっと照れくさそうな様子で見詰めていました。最後に「いつもありがとう」「お母さんを見習って勉強頑張る」などと手紙をつづって感謝の気持ちを伝えました。
● 在宅医療・看護 現場で働くお父さんお母さん
医師・岩井淳一(外来・在宅診療部)、訪問看護師と事務職員(いずれもコスモス訪問看護ステーション)、ケアマネジャーの松崎まあや(居宅介護支援事業所)、理事・畠山勲(人事課)の小学1~5年生5人が7月21日に参加。「院内」と「訪問」の2組に分かれ、手作りの名刺と“取材用紙”を携えて職場を訪問しました。「訪問」組の岩井の長女・海音ちゃん(5年生)と訪問看護師の長男・梗平君(4年生)は、お父さんお母さんが働く在宅医療の現場を訪れました。1軒目では訪問診療する岩井を見学。看護師と協力して患者様の体温や血圧などをチェックし、具合が悪くなっていないか優しく声を掛けるお父さんの姿を、海音ちゃんはじっと見つめていました。岩井から「なんで医者が家に来ているか分かるか?」と問われ、海音ちゃんは「患者さんが病院に行けないから」と答えていました。お礼のあいさつをし、訪問看護師が働く2軒目のご利用者様宅に移動。「胃ろう」の説明をして管から栄養を注入するお母さんを見る梗平君は、真剣な表情を浮かべます。器具を洗いに台所に行く訪問看護師の後を追い掛けて見学していました。海音ちゃんは「一生懸命働いていた。丁寧な言葉を使っていた」と、梗平君は「家族の人に迷惑を掛けないように洗い物をしていた」とそれぞれ感想を語っていました。
● 「いっしょうけんめいがんばっていたのですごいなあ」
「院内」組は、お父さんお母さんの働く姿をタブレット端末で撮影。その後は福祉体験をして、「プチプチ」と言われる気泡入り緩衝材を付けたメガネを使って食事介助をし合いました。「訪問」組が山内クリニック会議室に戻って、全員でお礼のメッセージを書きました。「6時までママと一緒にいたい」「僕も」とずっと親の側にいたい様子。「いつもおしごとがんばってる? おしごとがんばってね♡ いつもありがとう★」「仕事帰りがおそくても、いっしょうけんめいがんばっていたのですごいなあと思いました。ぼくもお母のことを見習って勉強をがんばりたいです」など愛にあふれた言葉をイラストとともにつづっていました。その後、子どもたちはメッセージカード入りの封筒を持ってお父さんお母さんに手渡し。照れ屋の子は「はいどーぞ」とサッと渡した後、笑顔で記念写真を撮影しました。最後、全員でスイカをほお張り、夏を楽しみました。
<動画>
https://www.youtube.com/watch?v=_T9m4CK-Imo
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