▼取材先での出会いは公のために役立てたい。ただ話を聞いて記事を書いて終わりではなく、取材相手の特長、分野を頭に入れ、別の取材先で出会った方のニーズとマッチするなら紹介するように心掛けています。これまで取材相手の方からさらに別の取材相手の紹介を受けることもあり、大変感謝しています。“マッチング活動”はそういった紹介のお礼も込めています。
↑外出困難なお年寄り宅を訪問して散髪する訪問理美容「どこでもロダン」。代表は「地域福祉のために何かできないか」と模索=いわき市内、2018年3月28日
▼それでマッチングを実行した例。いわき市内郷地区の訪問理美容「どこでもロダン」を取材した際、スタッフから「地域福祉のために何かしたい」との声を聞きました。こちらの理美容師は全員ヘルパー2級の有資格者で、お年寄り宅や介護施設などを定期的に訪問。職業柄しゃべりも巧み。これら長所を踏まえると高齢者の見守り活動などができ、地域福祉に貢献する潜在能力は高いはず。先月取材した同地区の「高坂9区」での「住民支え合い活動」を思い出しました。その活動は困っている人を見つけて地区住民が支える取り組みですが、困り事をくみとる課題などを聞いていました。何か両者にとってプラスになるのではと、主催する市社会福祉協議会を紹介。先日、両者が早速話し合いをされたようで、有意義なお話ができた様子のご報告も頂戴しました。
↑「支え合いサポーター」の研修会。市社会福祉協議会は「住民支え合い活動」を活性化させようと試行錯誤=いわき市社会福祉センター、2018年3月18日
▼取材させていただいた方々や取り組みは、医療や福祉を支える大切な地域資源(勝手にそう思っております)。先月は「まぁるい抱っこ講座」のいわき開催を準備している当法人山内俊明理事長の次女・畠山真由子さんに関係団体をご紹介。ほかにもこれまで、傾聴ボランティア「みみ」や「オレンジカフェ以和貴」、「ミュージックフォレスト」、「登録手話通訳者の選考試験」などなど、関係者に紹介しました。実際、両者の間で“化学変化”が起きたのか、地域の発展につながったのか、具体的には分かりません。それでも、取材先での出会いは地域の財産。そう思っております。もし記事を読んで共感を持てた取り組みがあり、お話をおうかがいしたいと思った場合は、相手の意向を確認した上でご紹介いたしますのでご連絡ください。あらためて、取材先での出会いに感謝しています。(地域連携・企画広報課←4月から所属部署名が変更・西山将弘)
<2018年4月の記事ランキング(3月26日~4月21日のフェイスブックのリーチ数)>
一位 「5月6日にいわき初の『まぁるい抱っこ講座』開催」 3月28日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1108/
二位 「外出困難なお年寄り宅などで散髪する訪問理美容『どこでもロダン』」 4月7日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1092/
三位 「105歳の誕生日会」 4月4日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1096/
四位 「山内クリニック開業25周年インタビュー①」 4月12日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1086/
五位 「『住民支え合いサポーター』の研修会」 3月29日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1106/
【過去の取材雑記】