医和生会(いわきかい)の新卒職員2人は4月5日までの4日間の日程で、新人研修を受けました。介助の基本の講座では、車いすの操作やベッドメークに挑戦。車いすに乗り、介助される不安も体験したことで、利用者様を安心させる大切さを学んでいました。
● 約30のプログラムを受講
今年の新卒職員は福祉職の谷江と介護職の草野。2人は4月1、3、4、5日の4日間の新人研修で、マナーやコミュニケーション、接遇、認知症サポーター研修、問題解決能力など約30のプログラムを通して社会人の心得や介護の基本を学びました。医和生会の医療・介護・人事の関係職員が講師を務めました。
● 介護と介助の違いとは
4日には介助の実技を体験し、小規模多機能型さらいの管理者・須藤が講師を務めました。実技の前には座学。須藤は「介護」と「介助」の違いを説明し、介護は「自立支援を目的とした行為全般を指す」、介助は「日常生活で必要な行為の手助けを指す」と解説。介護の三原則として「安心、安全」「自立支援」「個人の尊重」の3つを挙げ、項目ごとにポイントを説明。介護の現場で必要な心得として「安全を優先した介助」「介助されても自分で動いたと思えるように介助」「苦痛や恐怖心を抱かせない」「介助の際にはご利用者様に必ず声掛けし説明・同意を得る」「身体に触れる時は優しく」「身体状況や体調に合わせた介助」の6点を教えました。
● 交互に車いす操作
実技では車いすの操作とベッドメークに挑戦。須藤から自走式と介助用の車いすの説明を受けた後、新卒職員は介助する役と受ける役を交互に行って実際に車いすを操作しました。「ブレーキを外しますね」「曲がりますね」などと動作一つ一つに声を掛けて丁寧に介助します。声掛けの大切さを学ぶため、声掛けされない時の恐怖も体験。段差を前に、何の説明もなく、突然前輪を上げられる、というもの。乗車した新卒職員は「わっ!」と驚き、声掛けの重要性を体で感じていました。
ベッドメークではシーツの敷き方を体験。須藤から「高齢者は皮膚が弱いので、シーツのシワが皮膚にあたると褥瘡(じょくそう)につながる」など注意点を教わった後、一人一人が順番に挑戦しました。須藤からアドバイスされると真剣な表情でメモを取っていました。
その後、外に出て、スロープの設置方法やスロープ上での操作を体験しました。昇降リフトで車いすに乗ったまま送迎車に乗り込み、そのまま道路を走り、送迎車に揺られるご利用者様の気持ちも体感しました。
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