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投稿:2023年12月05日

求人・採用【RECRUIT】 研修会・勉強会

1223. 新卒職員に成長のアドバイス・新卒フォロー研修

新卒職員が安心して働けるよう、医和生会(いわきかい)はサポート体制を整えています。現場の相談役「新卒指導者」を付けたり、若手職員同士での学びの場「若手ラボ」を開催したり。これらサポートの一環で事業推進課が新卒職員に成長のアドバイスをする「フォロー研修」がこのほど開かれ、「仕事とは何か」を考えました。

● 「仕事とは何か」を考える
今年の新卒職員は、小規模多機能型さらいの谷江ときらくデイサービスの草野の2人。フォロー研修は事業推進課が企画し、成長するためのアドバイスを送っています。フォロー研修は11月27日に開かれ、事業推進課・課長の飯塚が「仕事とは何か」をテーマに講師を務めました。

● 「仕事とは課題を解決する行為」
新卒職員は5分間、「仕事とは何か」「仕事と業務の違い」を考えるところから始めました。谷江は「ご利用者様から見て私たちが取り組んでいるのが仕事。業務は仕事が細分化された自分の役割」、草野は「学校とは違って、仕事は体調管理や自分をコントロールしなければいけない。誰かの代わりに働いて報酬を得ること」など意見しました。入浴介助の仕事を例に、飯塚から「入浴介助をするのはなぜ?」と質問された新卒職員は「清潔を保つため」「ご家族ができないから」などと回答。意見を交わし合った末、飯塚は「仕事とは課題を解決する行為」と解説しました。ご利用者様やご家族が必要とするけどできずに困っていることをお手伝いするのが「仕事」で、それを行うために服の着脱や声掛けといった細かい作業を「業務」と伝えました。

● 仕事はあらゆる人が関わる
「仕事上の課題とは何か」も考えました。飯塚は課題を「解決されるべき問題」とし、「この事業所ならご利用者様の課題を解決してくれる」と利用につながっている点を説明しました。入浴ができるかできないかなど、そうした課題を誰が決定しているのかでは、本人やご家族、事業所の責任者ら複数の人が関わっているのを確認。飯塚は「『仕事』かどうかは結局『人』が決める。自分一人で完結するものではなく、あらゆる人が関わっている」と説明し「他の人に興味を持たなければならない」とアドバイスしました。

● 基本的なやり方の盲点
さらに、これまで先輩職員から教わった介護技術や仕事の進め方は「あくまで基本であって、誰にでも100点を与えるものではない」と説明。例えば、食事介助の場面で「教わった通り実践したのに、うまくいかなかった」というケースに触れ、ご利用者様の身体状況、環境、職員側の経験などは、日々変化するため、柔軟性が必要とも。基本的なやり方を軸に自身で考え、一人ひとりのご利用者様に合った100点の正解を見つけてほしいと呼び掛けました。「自分」ばかり見て「人」に興味が持てない時の落とし穴にも注意。自分の業務をこなすことしか見えなくなると、仕事をする目的を見失って悩むと助言しました。

● 自分の意見を持てるように
飯塚は、2年目になる春からはより能動的に仕事に臨んでほしいと伝えました。「自分の意見を持った上で質問できるようになってほしい」「教わったことだけでなく、こうするとさらに良くなるのではと考えるクセがつくとまた仕事が楽しくなる」などとアドバイスしました。「仕事は業務をこなすことではなく課題を解決すること」「仕事は一人で完結しない。人に興味を持とう」など呼び掛け「社会に自分で自分の居場所を作ってほしい」と激励しました。最後、新卒職員は仕事の悩みをみんなで共有して考えのヒントをつかんでいました。

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