この企業説明会はいわき市が主催し、今回3回目。午前、午後の部に分かれて計122社がブースを設置しました。説明会を担当する市商業労政課の千葉亮事務主任によると、過去の参加者数は、おととしが約230人、去年は約260人。今回午前10時の時点で来場者数は105人で、「去年と比べて学生の数は少ない感じがする」と、序盤の全体の感触を語りました。医療・福祉系では、今年初めて郡山市と茨城県水戸市の医療・福祉を志望する学生向けにバスを運行しましたが、利用者は5人のみだったといいます。医和生会で人事を担当する企画課の飯塚大輔課長は、特に福祉分野の志願者は毎年少なく感じるといいます。
● 就職活動生は熱心にメモ
医和生会は午前の部に参加。午前9時半から午前11時55分までを25分ごと計5回に分けて、就職活動生に魅力を紹介しました。ブースには「医和生会」と大きくデザインした旗を掲げてアピール。飯塚課長が、ノート型パソコンとタブレット端末を駆使して、会の歴史や、在宅医療・介護の取り組みについて丁寧に説明しました。「在宅生活を支えるために大切にしていることは」などの質問を受け、就職活動生はメモを取りながら熱心に説明を聞いてくださりました。
● いわきの医療・福祉の発展のためにも
この日、医和生会のブースに足を運んでくださった就職活動生は、いわき市外出身者を含めて計10人。飯塚課長によると、去年の来場者は5人ほどだったといいます。「当法人のことに限らず、いわきで働きたいという若者がいるのはうれしいこと」と飯塚課長。医療・福祉業界を志願する人材の不足は、将来、地域医療・福祉を支える人材が減る懸念にもつながり、「いわきの地域医療・福祉の発展のためにも、それを志す人材を発掘、育成することは、地域全体の課題では」と、話しています。
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