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2017年03月16日

居宅介護支援事業 まごころデイサービス

13. 認知症ケアのスペシャリスト・芳賀が勉強会開催

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↑勉強会を企画、開催した芳賀諭(中央)

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芳賀は、福島県から同指導者の任務を受託し、2016年度は県内で28人が活躍。認知症患者の介護に携わる職員の力になろうと、勉強会を初めて企画しました。この日の勉強会には「まごころデイサービス」の職員8人が参加しました。

● 認知症者の言動は「SOS」
芳賀は、認知症の中核症状と周辺症状を解説。認知症の中核症状では、「記憶」、物、人、場所を見分ける「見当識」、「判断力」、計画を立てて作業する「実行機能」でそれぞれ障害が現れることを紹介。さらに、「身体的」「心理」「社会的」「環境」に起因する暴力行為や過食、妄想といった症状が周辺症状(BPSD)だと説明しました。中核症状で悩む人に攻撃的に接するとBPSDが生じ、その悪化を受けて介護者はさらにストレスを抱えるという悪循環の例を挙げ、芳賀は「『認知症の人の言動には必ず意味がある』ということを知ってほしい。言動は介護者に向けたSOS。言動だけを見て責めず、その原因をまず探ってください」と強調。原因発見がその人の認知症ケアを考える第一歩になると説明しました。

● 「感情は残る」「自信をつけさせて」
「認知症の人は記憶は残らないが、感情は残る」と芳賀。例えば、認知症者は言われたことは覚えられないが、怒られた恐怖感だけが残ってBPSDを引き起こすという。この悪化を防ぐため、自信をつけさせることが大事だと訴えました。「タオルを干せなくてもたためるといった、できる能力を見つけて、それを積極的にやらせてほしい」とアドバイスしました。

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● 事例をグループワーク
認知症者の言動の原因と、できる能力を探る練習として、参加者は4人1組の計2グループに分かれて演習。デイサービスで帰宅願望が強い花子さんの事例を基に、参加者は、花子さんの「不安や苦痛」「うれしい事や楽しみ」「介護者への要望」について想像し合いました。「家族と離れ、知らない人の中にいて不安ではないか」「家の布団で寝たいのでは」「早く家に帰らせてほしいだろう」などと、花子さんのさまざまな思いを想像。それらを踏まえて花子さんに合ったケアを見つけるため、花子さんができる能力とできない能力を考えた後、アイデアを模造紙に書きました。「簡単な会話ができる」という分析から「若い時に好きだった歌の話をしたら喜ぶのでは」などと、アイデアを出し合っていました。

● 今後も勉強会開催
芳賀は「その場しのぎの対応は解決にならない。その人の立場で言動の原因を探って、その人に合ったケアを見つけてほしい」と述べて閉会。参加した介護士の新田康成は「認知症の方の気持ちをグループで想像し合うと、新しい視点に気付かされる」と、チームワークと情報共有の大切さをあらためて認識した様子でした。芳賀は勉強会後「時間配分がうまくいかず、やりたいことがすべてできなかった」と反省。芳賀は、さらに分かりやすく伝えられるよう改善し、勉強会を続ける予定です。きょう16日夜は、「医和生会きらくデイサービス」で勉強会が開かれます。

【関連記事】
「認知症ケア研修開催へ、芳賀が企画」2017年3月1日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1743/

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↑グループワークで使った事例

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↑職員が想像して出し合った事例の認知症者の思い

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↑職員が想像して出し合った事例の認知症者の思い

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↑職員が気付いた「できる能力」「できない能力」とケアの方法

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↑職員が気付いた「できる能力」「できない能力」とケアの方法

【居宅介護支援事業所】
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