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投稿:2017年08月25日更新:2022年02月03日

在宅診療 コスモス訪問看護ステーション

127. 患者様が望む在宅ケア実現へ・「在宅カンファレンス」で情報共有

患者様の情報を共有し在宅ケアを向上させようと、医和生会(いわきかい)は毎月1回、「在宅カンファレンス」を開いています。山内クリニックの訪問担当医とコスモス訪問看護ステーションの訪問看護師がケアの課題を見つけ、その改善策を考えます。患者様の熱い想いも共有。期待に応えたケアの実現に努めています。

 

● 言語障害も どう意思疎通する?
きょう25日は、山内俊明院長、岩井淳一医師、岩井里枝子医師、齋藤百合子医療部長、看護師6人が出席し、主に患者様3人の情報を共有しました。通院歴や生活環境、介護者となるキーパーソン、日常生活動作(ADL)の度合い、処方薬などを患者様ごとに確認します。正しい発音ができない構音障害も抱える患者様の協議では、訪問看護師が「聴き取りが難しい」とコミュニケーション面の課題を提起。話し手の言うことは理解でき、パソコンのメールで家族と意思疎通していることから、岩井淳一医師が「疑問や症状の具合を事前にパソコンに打ち込んでもらうよう、訪問前日に伝えてはどうか」と提案。訪問看護師は「なるほど」と実行に移すためメモを取っていました。

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左から山内俊明理事長、岩井淳一医師、岩井里枝子医師

 

● 患者様の最後の望みを共有
このほか、栄養摂取の経過や血圧の薬の効果などを確認。岩井里枝子医師は、山内院長が市立総合磐城共立病院時代から診ている患者様から受けたメッセージを伝言。「最後は院長が来るまで頑張る」という看取りを望むその患者様の言葉を聞いた山内院長は「これは行かねばならない」と、その熱い想いを受け止めていました。

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