大事には至らなかったものの「ヒヤッとした」「ハッとした」出来事が多々起こります。このような事故に繋がり兼ねない事例の発見を医療や介護の現場では「ヒヤリハット」と呼んでいます。隔月で開かれている当法人のヒヤリハット委員会が11月21日、医和生会会議室で開かれ、ヒヤリハットの必要性について再確認しました。
● 新委員長へバトンタッチ
参加者は高木めぐみ委員長(ショートステイ)を始め、各部署の代表10名。
毎月、各部署から提出されるヒヤリハット報告書について意識の共有化を図り安心安全な職場作りを目的に、2007年(平成19年)よりスタートしました。今回は新体制になり初回ということで、参加者それぞれが自己紹介と1年間委員として取り組む意気込みを発表しました。
● 各部署で「ヒヤリハット報告書」提出を呼びかけ
「ヒヤリハット報告書」の提出を活発にするため各部署での取り組みを共有。
ショートステイでは、部署内のミーティングでヒヤッとしたこと、ドキッとしたことを各スタッフから挙げて貰ったところ、十数枚のヒヤリハット報告書が提出されました。また、通所リハビリテーションでは、「びっくり報告書」という報告書を部署独自で作成。その日業務内でびっくりしたことがあれば記入し、週末に委員が回収。その中でヒヤリハットではないかというものをピックアップして、ヒヤリハット報告書の提出を促しています。
● ヒヤリハットを定着させるためには
ヒヤリハットの報告が徹底されない原因の1つとして、勤務時間内に報告書を作成することが出来ないことが挙げられました。高木委員長から、報告書の作成について尋ねられると、委員からは「夜勤中や勤務時間外で行っている」との声が上がりました。高木委員長は、「ヒヤリハットが提出されない1つの原因。なるべく時間外で行うのは減らしたい」と今後の課題としました。
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