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2021年07月05日

認知症・成年後見 地域課題・講演

1009. 未来のスタイリストが認知症サポーターに・医和生会職員が養成講座で講話

医和生会(いわきかい)事業推進室の職員がこのほど、いわき市平地区の理美容専門学校「iwakiヘアメイクアカデミー」で生徒に向け、認知症の方に優しく接してほしいと講話しました。講話は「認知症サポーター養成講座」。未来のスタイリストは認知症に理解を深め、認知症サポーターになって温かい心で対応する気持ちを新たにしました。

 

講師を務めた「認知症キャラバン・メイト」の中野(医和生会事業推進室)

 

● 2年前に続いて2回目

同校で開催するのは2年前に続き2回目(※)です。「認知症サポーター」の養成講師「認知症キャラバン・メイト」の資格を持つ医和生会事業推進室の中野が講師を務めました。今回の講座は6月29日に開かれ、生徒16人が受講。中野は認知症サポーターの役割、認知症の症状の基本、接し方の心得などを伝えました。

 

※「未来のスタイリストに向けた認知症サポーター養成講座」 2019年10月10日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2478/

 

● 認知症のクイズを出題

中野は「認知症サポーター」の役割について「特別なことをする必要はなく、認知症を持つ人やそのご家族を応援する人」と説明。優しい心で接してほしいと呼び掛けました。認知症か老化かを答えるクイズを10問出題。「『冷蔵庫から財布』など、大切なものがとても意外な所から出てくるのは?(答えは「認知症」)」という問題があり、中野は冷蔵庫からオムツ、靴箱から刺身が出てきた認知症の方の家での実体験を紹介。生徒は関心を持ったようにうなずいていました。

 

● 「確実な治療法は見つかっていない」

認知症の種類の紹介では、体験をすっかり忘れるといった症状の「アルツハイマー型」、幻覚、幻聴が見られる「レビー小体型」、モラルを守るのが難しい「前頭側頭葉変性症」、段取りよく行動できなくなる「脳血管性」を取り上げました。「予防法、確実な治療法は見つかっていない」と説明しつつ「症状の進行を遅らせるのは可能」とも。適度な食事や運動、睡眠に心掛けるのが大切とアドバイスを送りました。

 

 

● 認知症の方に接する心得

認知症の方に接する心得は「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の3つの「ない」を紹介。具体的な対応ポイントとして、①まずは見守る②余裕をもって対応③声を掛ける時は1人で④後ろから声を掛けない⑤やさしい口調で⑥おだやかに、はっきりした話し方で⑦相手の言葉に耳を傾けて、ゆっくり対応する、の7つを伝えました。中野は実際にあった認知症の方を施術した美容師の体験談も紹介。昨日カットした常連のおばあちゃんがまたカットに訪れた際、その美容師は追い返さずに、髪を切ったフリをして「終わりました」と安心させ、時間があればお茶を飲んだり、近くまで一緒に帰ったりしているという。中野は「思いやりをもってプロフェッショナルとして認知症の方に接してほしい」「今日聞いた話を家族や友人に少しでも伝えてほしい」と呼び掛けました。

 

● 生徒からの声

講座後のアンケートには、「以前高齢者施設で何回も同じことをおっしゃっていた方がいて、認知症は恐いイメージがあったが、優しく応えてあげるのが大切だと思った」「認知症と老化の違いがよく分かった。周りに認知症の方がいたらサポートしてあげたい」「身近にいる認知症をわずらう方への接し方が分からなかったけど話す自信がついたので、コミュニケーションを取りたい」といった声がありました。

 

※受講後に配布された「認知症サポーター」の証明書

 

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「地域住民に認知症サポーター養成講座・医和生会ケアマネ」 2020年10月19日投稿:https://iwakikai.jp/blog/4765/

 

「福島県認知症介護指導者の石井さんの講演・いわき訪問リハ研究会」 2020年2月29日投稿:https://iwakikai.jp/blog/3514/