医和生会(いわきかい)に新卒で入職したショートステイ・社会福祉主事の長内は、弓道で培った持ち前の忍耐力で困難を乗り越えながら仕事に向き合っています。ご利用者様一人一人に合わせた対応で覚えることも多いですが、感謝されるたび介護する喜びを感じています。
● 祖母の姿を見て介護福祉に関心
長内はいわき市内の大学を卒業し今年4月に入職。高校から大学時代に掛けて、祖母がデイサービス、ショートステイ、小規模多機能型、特別養護老人ホームと段階的に利用するようになり、介護福祉に関心を持つように。大学に進学し、本格的に福祉を学びました。高校時代は弓道部でインターハイに出場するほどの腕前で、大学でも引き続き弓道に励みました。
● 一人一人に合った介護
長内のショートステイでの仕事は現在、ホールの見守り、トイレや食事の介助、ベッドメークが主。最近は入浴介助にも携わるようになりましたが、病気や障がいの重さによって、準備する段取りが異なるので新しい事を覚えるのが大変と話し、「うまくいかないと落ち込む」とも。服薬や食事介助の場面でも、ご利用者様一人一人に合ったケアをする苦労を語っていました。それでも「ささいなことでも介助した時に『いつもありがとうね』と言われるのが嬉しい」と話していました。
● 新型コロナウイルスの恐怖
入職して2カ月が過ぎた6月、長内は「新型コロナウイルスへの対応」という過酷な状況も経験しました。ショートステイのご利用者様の陽性が確認され、誰もが経験したことのない対応に迫られました。感染予防のため、ガウン(エプロン)、キャップ、専用マスク、手袋などを慣れない防護具を身につけ、ご利用者様のケアにあたりました。検査結果は全員陰性で事なきを得ましたが、急遽宿泊延長となったご利用者様からは「いつ帰れるの」との声が聞かれ、どんな声を掛けたらいいのか戸惑ったといいます。入職早々、心身ともに苦しい時期を先輩職員らとともに乗り越えた長内は「コロナの正しい知識を持って行動する大切さを改めて感じた」と学び、「弓道部時代に身についた忍耐力が少し役に立ったかもしれない」とも。
● ご利用者様のペースで飲み物介助
7月15日、長内はご利用者様に飲み物を介助。「〇〇さん、エプロンを掛けますね」「○○さん、マスクを外しますね」と動作するごとに声掛けをしっかりして安心感を与えます。カップに入ったレモンティー150ccをティースプーンで一口一口、「どうぞ」と介助します。「甘いですか?」「飲み込めました?」と確認し、ご利用者様は「うん」と小さくうなずきます。10分間ゆっくり時間を掛けて、ご利用者様のペースで落ち着いて支援。介助後は忘れずにファイルに介助の記録を記載していました。
● 「経験を積んでレベルアップ」
「介護技術も介護以外の仕事もまだまだ」と話す長内。新人研修の講習で学んだ、ボディメカニクスを使った介護技術が印象に残っているようで、力に頼らないその技術を学びたい意欲も。「経験を積んでレベルアップして、今よりも仕事ができる職員になりたい」と目標を話していました。
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