医和生会(いわきかい)グループの新卒職員を対象にした「フォローアップ研修」が、このほど会議室で開かれました。仕事上の課題との向き合い方をあらためて考えてもらおうと企画。新卒職員は同期同士で課題の解決策を互いに共有し、考え方の視野を広げました。
● グループワーク 視野を広げる
医和生会人事課が12月10日に主催。仕事に慣れた時期に、あらためて働く意義を見つめ直してほしいと開催しました。参加した新卒職員は医和生会から「ショートステイ」の長内、「きらくデイサービス」の中谷、「やがわせデイサービス」の藁谷の3人、社会福祉法人「いわきの里」から「ショートステイ」の横田、栄養士の鈴木の2人。講師は人事課の飯塚課長が務めました。グループワークでは参加者一人一人が人間関係と業務に関する課題を書き出し、自身の考える解決策も交えて発表。他部署で働く同期の悩みや考えを聞くことで視野を広げました。
● 「解決策に正解はない」
飯塚課長は入職して新しい環境に入ったことを、文化が異なる海外に行くことに例え「今いる世界はどんな文化で、何に戸惑っているのか、時間を掛けて認識し学んでいく必要がある」とアドバイス。「自分の国」と例えた自分の職場で、自身がぶつかっている課題を考えるよう投げ掛けました。一人一人書き出して発表するに当たり、飯塚課長は「解決策に正解はない。参考にしたい考えを取り入れて視野を広げてほしい」と強調しました。
● 「一人だけの悩みではない」
ある職員は「認知症のご利用者様に『歯磨きしましょう』などと声掛けしても伝わらない時はどうしたらいいか」と課題を発表。同じ境遇を経験したほかの職員から「ジェスチャーで伝える」「隣で自分も同じことをする」「実際に触れてもらう」などのアイデアがあがりました。「違う職種間で意見が対立した時はどうしたらいいか」という課題には、「あるある」と頷く職員も。「結局うやむやになって終わる」という声もあり、飯塚課長から「仮にA案とB案が対立した時に、どちらかに決めるのではなく、C案を導き出すことも大切」「目的は対立を収めることではなく、課題を解決すること」などの助言がありました。このほか「入浴を拒否するご利用者様への声掛け」「自分より腕力のある認知症のご利用者様の対応」「仕事の頼み方」といった悩みも共有されました。
● 人間関係のアドバイスも
飯塚課長は「8カ月前と比べて部署の職員として活躍しているように感じた」とエール。職場の悩みで多い「人間関係」については「苦手な人にも友人や家族がいて、自分が見えていない“いいところ”が必ずある。人のいいところを見つける癖を付けて」とアドバイスしました。参加者からは「自分に当てはまることもあって勉強になった」「自分が感じていない悩みも聞けて新鮮だった。意見交換が楽しかった」「他の部署でも大変な場面に直面しているのが分かった」「自分だけ悩んでいるわけじゃないと分かって安心した」「自分以外の人の考え方が分かった。参考にしたい」などの感想がありました。
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