コスモス訪問看護ステーションの伊藤は、「コスモス」のチームワークや新人の育成環境の良さを感じています。看護の悩みや分からないことは気兼ねなく他の職員に相談でき、不調の時は他の職員が代わってフォロー。スタッフみんなで助け合い、楽しく無理なく仕事ができる雰囲気を大切にしています。
● 学生時代に訪問看護体験
伊藤は病棟での看護師を経て、医和生会の訪問看護師になって7年目。病棟看護師時代は患者様とゆっくりコミュニケーションを取る時間がないまま仕事に追われる中、学生時代に実習で体験した訪問看護で患者様と触れ合えた充実感を思い出したといいます。そこで子どもが大きくなったのを機に一念発起し、訪問看護師になろうと「コスモス」を志願しました。
● コスモスの体制
コスモスは2023年2月現在、ご利用者様75人を訪問看護師11人で支えています。平日は8人以上が出勤しており、職員は午前と午後にそれぞれ患者様宅1、2件を訪問します。夜間や日曜・祝日も、ご利用者様の急変などに備えて、24時間体制を取っています。担当の訪問看護師が専用の携帯電話を持ち、ご利用者様やご家族からの電話に応じます。小さい子どもがいる職員もいるので、負担がないよう携帯当番のシフトを組み、現在は6人で担当しています。
● 「チームワークがいい」
伊藤は「コスモスはチームワークがいい」と話します。職員が体調を崩した時などは調整をして別の職員が訪問を代わり「協力し合える雰囲気がある」と良さを語ります。伊藤自身が入職した当初から助け合う土壌があったといい、不安な時は先輩に同行してもらってサポートしてもらっていたと振り返ります。ご利用者様の看護の悩みも遠慮せず他の職員に相談できて、みんなで解決策を考え合えるのも「コスモス」の長所といいます。伊藤は、訪問から帰ってきた新人職員には「どうだった?」と必ず声掛けし、話を聴きます。「あいさつや声掛けを心掛けて、楽しく、やりがいを持って仕事ができる職場の雰囲気をつくりたい」と話しています。
● 新人をみんなでサポート
伊藤は科長代理として、スタッフの育成にも力を入れています。コスモスには去年秋に3人の看護師が入職しました。コスモスでは新人職員一人一人に相談役の先輩をつけ、さらに、どの職員ともコミュニケーションを取りやすい関係をつくるため、訪問時は色々な職員と同行できるようにしています。習得技術のチェックリストも用意。伊藤は「スタッフはみんなで育てる意識があります」と話します。医和生会は外部研修に参加するのを積極的に応援しているので、興味のある研修に遠慮なく足を運んで勉強できるのも成長にいい環境だといいます。
● 訪問看護の認知度に課題
伊藤は「まだまだ訪問看護は知られていない」と訪問看護の課題を語ります。新規のご利用者様やご家族にパンフレットを渡して「体を拭いたりベッドの上でも頭を洗えたりできます」などと説明すると驚かれるといいます。自身も医和生会入職前は訪問看護の役割など細かいところまでは分からなかったと振り返り、「病棟で働く看護師でも、具体的なことまで知らない方も多いのでは」と考えています。伊藤は「地域の方から頼りにされるケアをしていきたい。そうすることで訪問看護が少しずつ広まると思います」と抱負を語っていました。
【医和生会の訪問看護師】
「自宅療養を望む患者様に寄り添いたい」國井
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