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投稿:2019年06月04日更新:2021年09月22日

研修会・勉強会 医和生(いわき)会全体

592.専門職との連携を生かして・医和生会介護職研修|求人・採用・教育

医和生会介護職研修がこのほどやがわせデイサービスで行われました。前回研修で、「食事」「口腔ケア」「清拭・オムツ交換」といった基本のケアの問題点を各部署の職員が共有。設定した目標達成を目指して、1ヶ月間取り組み、その成果を7部署の各代表者が発表しました。

 

● 専門職との連携、新たな気付き

今年度第4回目の研修は、5月15日に開催し、38名が参加しました。小規模多機能型さらいでは股関節の拘縮(こうしゅく・※1)が強い利用者様のオムツ交換時、足が横に開きにくく、スムーズなオムツ交換ができない点が課題でした。目標の1つとして「股関節の可動域(※2)の確認」を挙げ、通所リハビリテーションの専門職へ確認を依頼。その結果、股関節は拘縮しているのではなく、筋肉の緊張によるこわばりであったことが判明し、改善に向けて行動。オムツ交換時に、身体を動かし、足を横に広げる際はゆっくり動かすことで筋肉の緊張によるこわばりを和らげることが出来るとアドバイスを受け、取り組んでいると報告。また、横になる時の体勢・クッションの当て方についても指導を受け、写真を撮り、居室に掲示をすることでスタッフでの統一した体位交換を行うことが出来たと成果を発表しました。小規模多機能型さらいの代表で発表した菅沼智子は、「職員は皆、拘縮で足が横に開きづらいと思っていたが、拘縮が原因ではないことが分かった。専門職の視点から見て頂いたことで新たな気付きがあった」と研修の成果を振り返りました。

 

※1.拘縮とは

怪我や病気などにより長期間身体を動かしていない状況が続くことで関節が硬くなり動きが悪くなる状態

 

※2.可動域とは

関節が動く範囲

 

 

 

● 「詳しく知りたい」前回の研修の振り返りも行う

前回の研修後に行ったアンケートでは口腔ケアについて多くの質問が寄せられ、その中の1つ「舌の色について詳しく知りたい」との質問に講師を担当した、やがわせデイサービスの菅野翔平が回答。舌の色は体調によっても変化し、特に真っ赤な舌は、血流の悪いことを示し、高血圧、脳梗塞などのリスクもあるので注意が必要と説明。また、舌の表面が割れている場合は、水分不足を意味するとも説明しました。口腔ケアを行う際は「利用者様の舌を確認してみてほしい」と呼び掛けました。

 

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