▼2016(平成二十八)年は289億円。この数字はいわき市の介護保険給付費で、同年までの16年間で200億円増えました。2025年には団塊の世代が75歳以上となり超高齢化社会を迎え、将来の財政を想像しますとゾッとします。本当に必要な方々のために最大限の効果が発揮されるよう、我々の血税を有効に使っていただきたいのは、納税する市民の願い。行政関係者は知恵を絞り、汗を流してくださっているところだと思います。
↑市民自らが立ち上がって誕生した重症心身障がい児デイサービス「どりーむず」=2018年2月18日、いわき市好間地区
▼市内には困っている方々のために活動している民間団体も多くあります。市内で今月重症心身障がい児デイサービスを開所したNPO法人「ままはーと」もその中の一つ。「障がい児が安心して過ごせる場所をつくる」という思いから市民自らが立ち上がり、福島県初となる施設を誕生させました。ボランティア団体を含めこうした地道に取り組んでいる市民には頭が下がり、襟を正される思いです。
公民連携の話題も出た「市地域包括ケア推進会議」=2017年10月3日、いわき市文化センター
▼4カ月ほど前の「市地域包括ケア推進会議」。市創生推進課の課長が「共創のまちづくり」について話しておりました。従来の行政主導型ではなく、行政と住民が課題や社会資源を共有して公民連携を目指すといった内容でした。いわきの課題は何か。その解決のために市は何の目的でどんな事業に取り組んでいるのか。一方で市民は何ができるか、どんな市民団体が活躍しているのか。今後もこれらを意識して情報発信し、微力ながら公民の情報共有に貢献できればと思っています。 (企画課・西山将弘)
<2018年2月の記事ランキング(1月30日~2月23日のフェイスブックのリーチ数)>
一位 「福島県初の多機能型重症心身障がい児デイサービス『どりーむず』誕生」 2月19日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1595/
二位 「アレルギー児の『入園入学準備講座』」 2月7日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1619/
三位 「愛知県西尾市の下町自主防災会の中根副会長にインタビュー」 2月14日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1611/
四位 「いわき短大のサークル『わたぼうし』」 2月9日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1615/
五位 「市障がい福祉課の『登録手話通訳者派遣事業』」 1月30日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1700/
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