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投稿:2025年06月18日

研修会・勉強会 活動報告【REPORT】 医和生(いわき)会全体 コラム - 岩井淳一

1329. 患者様を救えるように 心肺蘇生法を学ぶ・救急セミナー

医和生会(いわきかい)の救急セミナーがこのほど会議室で開かれ、職員が万一の時に患者様や利用者様を救えるよう心肺蘇生法を身につけました。山内クリニックの岩井淳一医師から指導を受け、心臓マッサージや人工呼吸をしAED(自動体外式除細動器)を使って実践的に体験しました。

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心肺蘇生法を指導する岩井医師

● 岩井医師が講師
救急セミナーは有事に患者様や利用者様の命を救えるよう職員の技術向上のため毎年実施。今年は6月16日に開かれました。日本救急医学会の専門医でもある岩井医師が講師を担当。医和生会の職員18人と、グループの社会福祉法人「いわきの里」の職員7人が受講しました。

 

● 迅速な救命措置
岩井医師は「呼吸停止から10分間救命措置をしないと蘇生率が0%になる」と、迅速な処置の重要性を指摘。心肺蘇生法では、病者発見時に「慌てず自身の安全を確認するのが大事」と、現場の環境や感染の防御などに注意を促しました。呼吸の有無や脈拍の瞬時の把握は困難で、分からない時にはすぐ心臓マッサージに取り掛かるよう助言も。胸骨圧迫と人工呼吸の仕方、AEDの使い方もアドバイスしました。

 

● 実践的に体験
岩井医師が人形を使って一連の救命措置の流れを披露。参加者は4組に分かれて実践しました。うまく心臓マッサージできない参加者は「アンパンマンマーチのテンポで」と手拍子に乗せてリズムの指導を受けます。人工呼吸をしてもうまく人形の胸が上がらない参加者は、気道確保の確認、鼻をつまむ、大きく口をふさぐといったポイントを確認。岩井医師からひじを伸ばして体重を乗せてマッサージするコツも学んでいました。

 

よくある質問として、岩井医師は「AEDを使う場合、濡れていると通電しないので体をふいて」「胸毛がある人にはAEDのパッドがうまくはれない。その時はAEDに予備のパッドが付いているので、それを一度貼って胸毛を引きはがすこともできる」などアドバイス。「患者様が倒れている現場に遭うかもしれない。その時はこの体験を思い出してほしい」と呼び掛けました。

 

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