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投稿:2019年08月03日更新:2021年05月11日

多職種連携・地域連携

635. 子どもの悩みを相談できる場所・「スワンママカフェ」

発達障がいを持つ子どもを育てる母親が悩み相談できる「スワンママカフェ」が2ヶ月に1回、いわき市内の公民館で開かれています。主催は、発達障がいのある子ども達の成長を支援する「スワンキッズくらぶ」。初めて参加した母親は学校(先生)との付き合い方を相談し、参加者たちからアドバイスを受け、前向きになれたようです。

 

●「あるある」と互いにアドバイス

今年度2回目の「スワンママカフェ」は先月9日、鹿島公民館で開かれ8人の母親が参加しました。「発達障がいの診断を受けるには、どこの病院に行けばいい?」「落ち着きがない子どもへの怒りをどうやってコントロールしてる?」「環境の変化に慣れさせるには?」などが話題にあがり、同じような境遇の参加者同士で「あるある」とうなずきながら、互いにアドバイスし合いました。

 

●学校(先生)との付き合い方

初めて参加した母親は、子どもからの「学校で嫌なことがあった」という訴えと、担任の先生からの説明が異なる不安を相談。先生に詳しく話を聞きたくても、しつこい“クレーマー”だと思われそうで遠慮していると言います。ほかの参加者から「子どもの特性に向き合ってほしくて何度も学校に行った」「気になったことは細かく連絡帳に書いた」「(参観日後の)懇談会が終わった後はゆっくり話せる」など経験を基にしたアドバイスがあり、「早速やってみます」と前向き。普通学校では特別支援学校ほど手厚い対応ができないため、「他の生徒もいるから」と卒業式や修学旅行に参加できずに悔しい思いをしたという参加者もいました。

 

●「気軽に遊びにきて」

代表を務める宗像広美さんは、ママカフェは同じように悩む母親が集う場だからこそ「共感し合える」と言います。「身近な友人にも相談できない」「旦那さんに理解してもらえない」と一人で悩んでいる方がいれば「気軽に遊びにきてほしい」と呼び掛けています。

↑代表を務める宗像広美さん

 

【関連情報】

①スワンキッズくらぶでは、2ヶ月に1回の「スワンママカフェ」のほか、親子で楽しめるイベントや交流会も実施しています。

発達障がいを考える家族の会「スワンキッズくらぶ」ホームページ:https://swankidsclub.com/

②スワンキッズくらぶの紹介記事(2017年8月3日投稿):https://iwakikai.jp/blog/1650/

【山内クリニックからのお知らせ】

発達障がいのある子どもの予防接種も受け入れています:https://iwakikai.jp/service/yamauchi/

「発達障がい児も安心して予防接種できる診療所になります!・山内クリニック」2018年6月5日投稿:https://iwakikai.jp/blog/956/