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2019年08月16日

子育て

642. 子どもと向き合う心構えも学ぶ・まぁるい抱っこ講座

赤ちゃんに優しい抱っこの仕方を学ぶ「まぁるい抱っこ講座」がこのほど、当法人の山内クリニック会議室で開かれました。講師は一般社団法人育母塾代表理事で正看護師の辻直美さん。赤ちゃんが気持ちよくて親も楽に抱っこできる姿勢をマンツーマンで指導したほか、子どもと向き合う心構えも熱く指南。子どもが泣いた時だけ抱くのではなく普段からしっかりと触れ合うよう、繰り返し呼び掛けました。

 

楽に抱っこできる姿勢を指導する辻さん(左)

 

● いわき市で2回目の講座

「どんなに泣いている子でも3秒で泣き止み3分で寝る まぁるい抱っこ」の著者としても知られる辻さんは、「まぁるい抱っこ」を広めるために全国各地で講座・講演会を開催。著書は台湾でも出版されるなど海外にも広まっています。辻さんによると、最近では医療関係者を対象に講演する機会が増え、特に歯科医師や歯科衛生士の関心が高まっているようです。その理由は歯並びや虫歯が体のゆがみに関係すると考えられており、きちんとした姿勢での成長をうながす「まぁるい抱っこ」が注目されているためです。いわき市で2回目となった今回の講座は7月7日に開かれました。

 

 

● 「泣いた時だけ抱っこしてませんか?」

参加者はいわき、郡山の両市から訪れた親子3組。講演会では受講者が100~200人に達することもあるそうですが、この日は少人数制の講座でマンツーマン指導を受けました。参加者の自己紹介で始まり早々に幼児が泣き出すと、辻さんは母親に「ご主人に対して『言われる前に手伝ってほしい』と思いますよね。でも子どもが泣いてから抱っこするのは、言われてからやるのと同じですよ」と説明。かまってほしいというサインを受ける前に抱っこし、常に自分の事を気にしてくれているという安心感を与えるのが大切だとアドバイスしました。辻さんから「泣いた時だけ抱っこしてませんか?子どもは遊びながら、かまってほしいと思っているかもしれませんよ」という助言を受けた参加者は、子どもの気持ちを想像して思う事があったのか涙があふれ「一人で遊べる子だから、そのまま遊ばせて家事をしていました」とスキンシップの大切さや育児の心構えをあらためて考え、助言に「ありがとうございました」と感謝していました。

 

 

● 抱っこの姿勢を確認

参加者同士、抱っこの姿勢をスマートフォンで撮影し合って確認する時間もありました。両足がしっかりと地面に付いているか、アキレス腱が左右対称かなど、自分の立ち方を足元からチェック。肛門を閉めて股にペットボトルを挟むように力を入れることで安定した姿勢を、尻周りにさらしを巻くことで骨盤の正しい位置を体感し、体で覚えます。自分一人でできるか不安な参加者に辻さんは、1日5分間、壁に寄り掛かる復習方法をレクチャーしつつ「『正しい』にこだわらないで。抱っこは座っても寝ていてもできるんですよ」とも。子どもが安心できて自分が楽になれる姿勢を探す柔軟な意識も説きました。

 

 

● 子はすぐ親離れ 抱っこできるの今のうち

辻さんは子どもとの向き合い方も指南しました。「下の子を授乳している時に上の子が抱っこをせがんでくる」と悩む参加者には、上の子との普段のスキンシップ不足を察し「『ぼくと赤ちゃん、どっちが大事?』と言われているようなもの」とお兄ちゃんの気持ちを代弁。下の子を優先しても、その後で上の子としっかり触れ合う大切さを伝えました。また、目線の高さにも注意をうながし、大人が立って子どもに「忙しいからあっちで遊んでいて」とあしらうのがいかに恐怖を与えるかを解説。「抱っこしながら朝食をつくるのはいいことか」との質問には、「もしあなたが『ながら』で対応されたら、自分と向き合ってもらっている感じがしないのでは?」と短時間でもしっかりと触れ合うよう強調。「子どもはすぐに親離れします。抱っこできる今のうちにいっぱいスキンシップを楽しんで」と温かくエールを送りました。

 

【関連情報】

一般社団法人育母塾のホームページ:https://ikubojuku.org/
(まぁるい抱っことは何か、全国の講座情報など分かりやすく紹介されております)

「福島県まぁるい抱っこの会」のフェイスブックページ:https://www.facebook.com/f.maaruidakko/

【まぁるい抱っこ関連記事】

「去年のいわき市初の講座」 2018年5月11日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1048/

<受講後のおさらい会>

1回目 2018年8月28日投稿:https://iwakikai.jp/blog/730/

2回目 2018年12月12日投稿:https://iwakikai.jp/blog/392/