いわき市常磐・遠野地区の「オレンジカフェ以和貴」が毎月第4木曜、介護老人保健施設「サンライフゆもと」で開かれています。栄養と食べやすさを考えた栄養士の手作りおやつが味わえ、同施設のご利用者様がスタッフとして活躍しているのが特徴です。月によっては同施設を飛び出して“出前オレンジカフェ”を開く日もあります。
● 毎回オリジナルおやつを考案
看護師や保健師、介護支援専門員(ケアマネジャー)ら専門職が常駐する「オレンジカフェ以和貴」は、認知症の方やご家族、地域住民らの交流の場としていわき市地域包括ケア推進課が主催。2015(平成二十七)年11月に始まり、2019年8月末現在は平、小名浜、勿来、常磐、内郷、四倉、好間の7地区の計9会場で毎月1回開かれています(※)。常磐・遠野地区の「オレンジカフェ以和貴」は2016年1月から、「サンライフゆもと」が受託運営。同施設では毎回、栄養士がオリジナルおやつを考案して振る舞っています。
※ オレンジカフェ以和貴の会場(いわき市ホームページより) http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1454293773647/index.html
● 施設ご利用者様がスタッフに
8月の「カフェ」は22日に開催。この日のおやつは、上部がプリンになっている果肉入りオレンジ100%の「プリプリオレンジゼリー」。夏バテ防止と疲労回復に欠かせない栄養素「クエン酸」を含むかんきつ類を使い、食べやすいゼリーに仕上げた一品です。ご利用者様が務めるスタッフは「いらっしゃいませ。ご注文は何にしましょう?」と注文を伝票に記入。おやつとコーヒーを運んで雑談し「どうぞごゆっくり」と笑顔をふりまきます。元ご利用者様のご家族も来場し、専門職スタッフが普段の体調を確認しながら談笑。来場したご利用者様はリハビリを兼ねて描いたぬり絵の力作を披露し、ほかの来場者を驚かせる場面も。レジン液(樹脂)を使ったクラフトのコーナーも設けられ、来場者は手先を動かして貝殻クリップを作っていました。
● 今後は外部開催にも積極的に
「オレンジカフェ以和貴 サンライフゆもと」は毎年数回は外部で開いており、本年度は7月に常磐地区のいごくBOXに“出店”。10月は同地区の藤原公民館での開催が決まっており、11月は遠野地区での開催を検討しています。常磐・遠野地区内にオレンジカフェが一つのため、多くの方に知ってもらうためにも担当者は「年間日程の半分を外部で開催しようか考えている」と、来年度の展望を話していました。
【オレンジカフェ以和貴 サンライフゆもと】
開催日:毎月第4木曜
時間:13:30~16:00
場所:サンライフゆもと (福島県いわき市常磐藤原町大畑13-1)
参加費:飲み物代100円
問い合わせ:サンライフゆもと(0246-43-6116)
【オレンジカフェ以和貴の日程(いわき市ホームページ)】
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1454293773647/index.html
【健康・認知症関連カフェの記事】
<オレンジカフェ以和貴>
「好間地区・サンシャインよしま」 2019年8月28日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1917/
「平地区・イトーヨーカドー」 2019年5月21日投稿:https://iwakikai.jp/blog/898/
「植田地区・わいの家」 2019年4月19日投稿:https://iwakikai.jp/blog/506/
「内郷地区・ラウンジ・ミュウ」 2019年4月26日投稿:https://iwakikai.jp/blog/621/
<認知症カフェ>
平地区「認知症の人と家族の会」 2018年11月29日投稿:https://iwakikai.jp/blog/519/
<健康カフェ>
平地区「ひなたぼっこ2」 2019年5月15日投稿:https://iwakikai.jp/blog/876/