当法人の看護職を対象とした研修がこのほど医和生会会議室で開かれました。今年度、最後となる研修テーマは「感染」について。看護職免許を持つ管理者ら3名が講師を務め、感染症の感染経路や予防方法について参加者は理解を深めました。
● 感染、防ぐためには
研修は8月28日に開催、職員11名が参加しました。感染とは、病原体が病気を起こそうとする力(病原性) が人の抵抗力よりも強くなった場合に成立します。講師は、病原体が体に侵入するのを防ぐポイント(※1)として、①感染経路を遮断する(手洗い・うがい、マスクをする)②ヒトの抵抗力を高める(体力をつける、ワクチン接種)、③感染源を取り除く(熱湯をかける、消毒液につける)ことが重要と説明。また、高齢者は感染に対する抵抗力が弱くなっているため、高齢者介護施設などは感染が拡がりやすい環境であることを強調しました。参加者は、講義を踏まえ、グループワークを行い感染防止のために自部署で行っている取り組みや今後の業務に生かせる点について意見を出し合いました。
(参考:在宅介護のための感染予防ハンドブック)
● 手洗い、きちんとできている?
感染を防ぐ上でとても重要な「手洗い」についても解説。家の中や外には、目に見えないたくさんの菌が付着しています。菌は目に見えないため、知らず知らずのうちに菌をもち込んだり、もち出したり、拡げたりすることが考えられます。今回は、洗い残しが青く光る「手洗いチェッカー」を使用し、テストを行いました。石けん液を使って手洗いをした後に、手をブラックライトに当てます。特に指先(爪)や指の間が青く光り、あまりの洗い残しに悲鳴をあげるスタッフも。講師を務めたやがわせデイサービス管理者・会田陽子は、「一人一人が感染についての知識を持って現場で感染拡大をさせないよう、意識して行動することがとても重要」と呼び掛けました。
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