医和生会の看護職員がスキル向上を目指す研修会が14日夜、いわき市の山内クリニック会議室で開かれ、「点滴」「外傷」「褥瘡(じょくそう)※」に理解を深めました。引き抜いた際に自らの指に刺すのを防ぐ最新の点滴針の実習や、褥瘡の対処方法の実演などし、情報共有しました。
※褥瘡とは、体重で圧迫された体の部分の血流が悪化し、ただれや傷ができること。いわゆる「床ずれ」。
● 静脈留置針を体験
医和生会のデイサービス、ショートステイ、小規模多機能型居宅介護の計6施設から11人が出席。ショートステイの高木めぐみ科長が「点滴」を、コスモス訪問看護ステーションの訪問看護師が「外傷」「褥瘡」を、それぞれ指導しました。点滴の実習では、参加者がペアになって「静脈留置針『サーフロー針』」を実際に刺し合い、使い方や感触を確認。最新の点滴針を体験しました。
● 褥瘡の処置法、参加者が共有
褥瘡の対応では、訪問看護師が「原因を知るのが大切」と話し、例えば車いすに長時間座る患者にはクッションなどで除圧する必要があるとアドバイスしました。さらに、褥瘡の経過具合を客観的に数字で評価するスケール「DESIGN-R」を紹介。訪問看護師による実演では、くず入れを患者の尻に見立てて褥瘡の処置。適切な洗浄の方法、保護テープの貼り方、はがし方などを説明します。その後、施設ごとに参加者は、褥瘡のご利用者様へのケア方法を共有。傷口の色、栄養、処方薬などを確認し合い、より効果的な処置を考えました。
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