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投稿:2019年02月28日更新:2019年12月13日

523. 認知症を学ぶ・2月の取材雑記

▼認知症サポーター養成講座や声掛け訓練など、認知症の啓発ものを取材する度に思うこと。かつて某地区でのサポーター養成講座を取材した際、住民から「知り合いに認知症の方がいないので、実際に交流してどういった症状か見てみたい」という意見が出ていました。さらに某地区の中地域ケア会議で、自身の母親が認知症という委員から「母親の友達を家に呼んで一緒にお茶飲みをしている。認知症がどういう病気か一番理解してもらえる方法」という主旨の意見も聞いたこともありました。ある研修会では、ヨーロッパのオレンジカフェでは認知症者が講師役を務めて住民に啓発するという事例も共有されました。認知症の方と触れ合いたい住民はいますし、その触れ合いの効果の学びも大きいものと思います。

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↑認知症サポーター養成講座。本年度もいわき市のサポーター数が年間目標数3000人の達成見込み

▼オレンジカフェをPRする際「『認知症』という言葉を出すと『わたしが認知症に見える?』と敬遠される」という周知の難しさを関係者から聞いたりします。ですが認知症の方と交流したい住民は少なからずいます。去年は精力的に回れませんでしたが、おととしに取材した「オレンジカフェ以和貴」では認知症の方がコーヒーを出したり、実際参加者として交じっていました。住民から嫌な顔をされようが「認知症の方と触れ合えるカフェです」と堂々とPRを続けるのがいいのでは、と一市民としての案。なぜなら、認知症は恥ずかしい事ではないので。平支援学校と平四小の児童の交流を取材して、「認知症」と分野は異なるも「障がい」を理解するのにいかに触れ合いが大切かを感じました。当法人の新入職員の研修で、介護職でないわたくしも介護事業所で認知症のご利用者様を介助し、声を聞き、手に触れ、貴重な経験をしました。「認知症」を学びたい住民と、外出の機会をつくりたい認知症の方の交流の場が増えたらいいなと思っています。(「地域連携・企画広報課」・西山将弘)

<2019年2月の記事ランキング(1月26日~2月23日のフェイスブックのリーチ数)>
一位「障がい者への優しさ育む 児童同士が長年の交流・平支援学校と平四小」 2月22日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1678/

二位「アレルギー児が安全に通えるように・入園入学講座」 2月20日投稿:https://iwakikai.jp/blog/635/

三位「在宅医療の取り組み共有・『事業報告会と懇親会』」 2月5日投稿:https://iwakikai.jp/blog/189/

四位「いわき市介護事業所協議会が発足から半年」 2月14日投稿:https://iwakikai.jp/blog/644/

五位「当法人職員がソーシャルスクエアを見学」 2月21日投稿:https://iwakikai.jp/blog/633/

<番外>
「認知症サポーター 本年度も年間目標数3000人超の見込み・いわき市で養成講座」 2019年2月19日投稿:https://iwakikai.jp/blog/638/

【過去の取材雑記とランキング】
https://iwakikai.jp/blog/?c=%e5%8f%96%e6%9d%90%e9%9b%91%e8%a8%98%e3%81%a8%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0