「虹色コーラス友の会」が「小規模多機能型さらい」を訪れ、懐かしの音楽やスコップ三味線を披露しました。利用者様は元気な歌声を響かせながら演奏会を楽しまれ、なかには、目に涙を浮かべる利用者様もいらっしゃいました。
●スコップ三味線の音、「おもしろいね」
同団体による演奏会は「さらい」の恒例行事で、「小規模多機能型すばる」「ショートステイ」「きらくデイサービス」の利用者様も集まりました。メンバー4人は手振りを交えながら「会津磐梯山」「見上げてごらん夜の星を」「りんごの唄」などを合唱。「皆さん、歌が上手。さらい合唱団ですか?」と問いかける場面も。栓抜きをスコップ板部分にたたく「スコップ三味線」ではドラマ「渡る世間は鬼ばかり」でおなじみの「人生賛歌」や、小田和正の「クリスマスの約束」を演奏。スコップ三味線を初めて見た利用者様は「なんだ!?」と驚きながらも、音楽に合わせてカチャカチャと鳴る音に「おもしろいね」と笑顔。利用者様はメンバー手作りのペットボトルでできた楽器を手に持ち、リズムを取りました。
●涙ぐむ利用者様の姿も
演奏会を最前列で楽しまれた利用者様は「いつのことだか思い出してごらん。あんなこと、こんなことあったでしょう」と歌いながら目に涙を浮かべていました。その利用者様を「最近は食欲もないし、おしゃべりも減った」と心配するスタッフは、「あんなに楽しそうに歌ってる。音楽の力だね」と涙ぐんでいました。演奏会は16日に開かれました。
↑涙を浮かべながらも演奏会を楽しむ利用者様
【関連情報】
小規模多機能型さらい https://iwakikai.jp/service/sarai/
「音楽の力 ご利用者様を笑顔に・『さらい』に東日本国際大といわき短大の吹奏楽部」2019年10月16日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2506/
「『また来るからね』・偶然の再会から『さらい』で続く交流」2019年6月11日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1215/