ノロウイルスによる食中毒対策を学ぶ当法人感染対策委員会の研修が11月21日、当法人いきいきはうす内のいきいきさろんで行われました。参加した職員13人はノロウイルスの特性や、適切なおう吐物処理法を学びました。
●衛生管理アドバイザーによる出張セミナー
今年10月、いわき市で開催された「ダスキン衛生セミナー」に参加した当法人の看護師が出張セミナーを依頼。「株式会社ダスキン」で衛生管理アドバイザーとして活躍されているスタッフを外部講師としてお招きし、感染対策委員会研修会として開催しました。
●ノロウイルスに関する講義と処理法の実演
講師は、ノロウイルスの特性や予防法を説明。「ノロウイルスの感染力はインフルエンザの30~300倍とも言われるほど強力で、直接効果のある薬やワクチンがないため感染拡大しやすい」と注意しました。その後、自身への感染を防ぎながらの適切なおう吐物処理法を実演。おう吐物に見立てたヨーグルトが床面に広がると、講師はエプロン、手袋、キャップなどで防護し、処理を開始。消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム溶液)に浸したペーパータオルで、おう吐物を外側から内側へと覆っていき、段ボールの切れ端などですくいあげるように回収し、ゴミ袋へ。消毒、水拭きを実施し30分かけて全ての処理が終了しました。感染拡大を防ぐため作業者以外が近づかないよう立ち入りを制限する、全作業が終わったら丁寧な手洗い・うがいを徹底するよう指導がありました。
感染対策委員会は、11月からの4か月間はノロウイルス感染が流行するので、各事業所に、おう吐物処理用の備品が揃っているか再確認し、適切な処理で感染拡大を防ぐよう呼び掛けています。
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