当法人医和生会の職員を対象にした救急セミナーがこのほど、医和生会会議室で開かれました。患者様やご利用者様が突然倒れた際に救助できる技術を身に着けようと2年ぶりに開催。日本救急医学会専門医で災害派遣医療チーム(DMAT)の医師・岩井淳一の指導で、職員は心肺蘇生法に挑戦して実践的に学びました。
● 1秒でも速く 救急救命技術の大切さ確認
11月9、13の両日開催。合わせて職員29人が受講しました。13日は、「やがわせ」「きらく」の2デイサービス、ショートステイ、コスモス訪問看護ステーション、通所リハビリテーション、小規模多機能型「すばる」の職員15人が参加。岩井医師は、呼吸停止から2分以内に心肺蘇生をすれば救命率が90%以上になるというデータを紹介。救急車が現場に到着する時間、病院収容までの所要時間が、福島県はいずれもワースト5位以内で、救急救命技術を身に着ける大切さを説きました。
● 実践的に心肺蘇生法を学ぶ
岩井医師は心肺蘇生法のポイントを説明し実演。周囲の安全確認から始まり、意識確認、助けを呼ぶ、気道確保、呼吸と脈拍の確認、心臓マッサージ、人工呼吸、AED(自動体外式除細動器)の使用までの一連の流れを披露しました。職員は人形を相手に実際に体験。周囲に呼び掛けを忘れるミスもしながら、実践的に習得。1分間に100~120回のペースで5~6センチの深さで圧迫する「心臓マッサージ」をし、続ける体力的な辛さや圧迫するテンポを学びました。
【関連情報】
救急蘇生法(日本医師会ホームページ):http://www.med.or.jp/99/cpr.html
【医和生会看護職研修関連記事】
「褥瘡(じょくそう)・スキンテアどう防ぐ?医和生会看護職研修」
<医和生会(いわきかい)の求人・採用情報>
医和生会は1年以内の新卒離職率0%!新卒フォロー面談や「若手ラボ」といった教育支援を通して、若手職員の定着につなげています。
https://iwakikai.jp/recruit/