4月に新卒職員が入職するのを前に、医和生会(いわきかい)の若手職員が交流する学びの場「若手ラボ」が開かれました。参加者は「人を育てられる人になろう」をテーマに学び、先輩になる自覚を確認しました。
● 人を育てるのが上手な人は?
14回目の今回は3月22日に開催。事業推進課の皆川が講師を務め、1、2年目の職員8人が参加しました。参加者は「仕事で人を育てるのが上手な人はどういう人か?」をまず考えました。「観察力がある人」「指導する時に経験を語れる人」「失敗を怒らずに冷静に教えられる人」「失敗した時に原因を語れる人」などの意見が出ました。
● 言葉遣いが悪い後輩にどう指導?
ケースワークにも挑戦。「新卒職員がご利用者様に『うんうん』と相づちし『ちょっと待っててね!』といった言葉遣いをしている」という時にどう指導するかを考え合いました。「『そういう言葉遣いをご家族様の前が見たら悪い印象を持たれるよ』と優しく伝える」「敬語で話している場面を見せる」「敬語を使うメリットを伝える」「指導もするが『私も時々あったよ』とフォローする」といった意見が出ました。
● 認知症の対応について
「新卒職員から『認知症のご利用者様に何度も同じことを聞かれて疲れます。どう対応すればいいか分かりません』と相談された」ケースも取り上げました。かつて自身も先輩職員に相談したことがあるという参加者に、皆川は「初めて認知症の方との関わるときに戸惑う新卒職員は多いから、気に掛けてほしい」と声掛け。「『相手を否定しないことが大切だよ』と教える」「『そういう時は交代するよ』と説明する」「ご利用者様の特徴に応じた対処法をアドバイスする」といった意見が出ました。参加者の中には、認知症対応型の「きらくデイサービス」に勤務する職員もおり、対応がうまくいかないときに一人の職員だけで頑張るのではなく、他の職員が交代する「きらく」の体制を紹介しました。
● 教えて終わりではない
「ベテラン職員から『新卒の〇〇さんはメモも取らないし、何回も同じことを聞いてくるから、年も近いあなたから注意して』と頼まれた」ケースも意見交換。ある参加者は「高校時代の部活で、部長に対する意見を後輩から『先輩から言ってください』と頼まれることがあった。仲介役になって、伝える役割は苦手だった」と困り顔。全員で意見共有した後、皆川は「新卒がメモを取っていないと決めつけず、事実確認も大事にしてほしい」といい、グループワーク中に「新卒がメモを取っていない姿を自分も見たってことですか?」と確認してきた職員を褒めました。春から2年目・3年目を迎え、人を育てる立場になる参加者に対し、「自然とできていること・できるようになったことを言語化して相手に伝える力をつける」「教えて終わりではなく、できているかを確認する」と重要なポイントを伝えました。
● 「できる」から「教える」へ
皆川は、学びには「知る」「分かる」「できる」「教える」の4段階があると伝え、「入職時と比べてできることが増えてきたと思うが、人に正しく教えられるようになってからが本当の成長」とメッセージを送り、今後の活躍に期待を込めました。
<若手ラボ>
「第13回・成長し続ける人になるには?」
「第12回・問題点を見つけて解決力を身に付ける」
「第11回・課題から悩みを見つけて行動へ」
「第10回・客観視して自分のクセを知ろう」
「第9回・リフレーミングに挑戦」
「第8回・人の育成を考える」
「第7回・成長の先を考える」
「第6回・仕事の目的を考える」
「若手ラボ、2年目へ」
「第5回・客観視を考える」
「第4回・失敗の分析を考える」
「第3回・言葉の力を考える」
「第2回・自信を考える」
「若手職員が学んで交流・医和生会の『若手ラボ』スタート」
<医和生会の若手職員教育サポート>
「医和生会(いわきかい)人事課の取り組み・若手職員の教育サポート」
<医和生会(いわきかい)の求人・採用情報>
医和生会(いわきかい)は1年以内の新卒離職率0%!新卒フォロー面談や「若手ラボ」といった教育支援を通して、若手職員の定着につなげています。
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