小規模多機能型さらいの谷江は「訪問」サービスの仕事にも積極的に取り組んでいます。訪問先ごとに異なる対応を覚えねばならない大変さもありますが、休日に復習や訪問コースの道を運転して確認もし、苦しい時期を乗り越えようと頑張っています。
● 曽祖父を自宅で介護
谷江は大学生の時、一緒に暮らす曽祖父を家族で介護していました。自宅を訪れる介護支援専門員(ケアマネジャー)やホームヘルパーらを見て福祉に興味を持つようになり、大学では福祉系のゼミに所属。社会福祉主事と福祉住環境コーディネーター2・3級の資格も取得しました。谷江は県外出身ですが、職場見学を通じて医和生会に興味を持ち、入職を決めました。
● 理由も含めて教わる
入職して2ヵ月が過ぎ「大変なことも多い」と感じながら「先輩は理由も含めて教えてくれるので、自分も後輩ができた時に同じように教えられるようになりたい」と前向きです。例えば、ご利用者様と会話する時に「うんうん」とうなずいた時、先輩から「ご利用者様は人生の先輩なので敬う気持ちで『はい』と相づちを打った方がいい。第三者が見ても気持ちがいい」と教わったといいます。
● 訪問の仕事も行う
午前8時に出社し、ホールの見守り、食事・入浴・排せつ介助など幅広い業務に携わっています。小規模多機能型の施設はご利用者様宅に訪問もするので、先輩と同行して服薬介助やオムツ交換、買い物、掃除もします。訪問サービスでは、ご利用者様ごとに水や薬を置く位置を覚えたり、寝たきりのご利用者様にクッションを添えたりなど、一人一人対応を覚える苦労も。それでも「訪問サービスを利用される方は独居の方が多いので、お会いすると喜んで話をしてもらえて嬉しい」と、話し相手になって寄り添える喜びを感じています。
● 休日に復習
谷江は「最近は失敗が増えて悩んでいます」と言いますが、乗り越えようと懸命に頑張っています。具体的には、「覚えるまで復習」。訪問で持参する物品はご利用者様一人一人異なります。そのため、仕事中に急いでメモしていた内容は自宅でまとめ直し、訪問出発時に、慌てずに持ち物を準備できるように工夫したり、訪問先まで運転するのにいわきの土地に慣れようと、休日をつかって訪問コースを運転したりしています。
● ご利用者様の立場に立つ
6月のある日、おやつの時間で谷江が配膳。「○○さん、どうぞ」と、ケーキを渡す度に一人一人名前を呼んで声掛け。腰を落として視線をご利用者様に合わせ「おいしいですか?」と話し掛けると、ご利用者様は「おいしいです」と笑顔。自力で食べるのが難しいご利用者様には側について率先して介助。「自分が施設を利用している人だとして、職員にやってほしくないことをしないようにしている」と心掛けて、一人一人優しく接していました。
● 話をしっかり聞ける職員になりたい
生活相談員として採用され、将来はご利用者様・ご家族と現場職員をつなぐ役割を担います。谷江は「どんなに忙しくてもご利用者様のお話をしっかり聞ける職員になりたい」と抱負。「ご家族様とも信頼関係をつくれるように、責任を持って取り組みたい」とも話していました。
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