医和生会(いわきかい)の若手職員が交流する「若手ラボ」がこのほど開かれました。参加者は不安や悩みを言語化する方法を学び、課題を解決するための心得や考え方を身に付けました。
● 悩みを文字に
今回で23回目となる若手ラボは2月26日に開催しました。医和生会といわきの里の新入職員4人と先輩の若手職員の合わせて7人が参加。事業推進課・課長の飯塚が講師を務めました。参加者は自己紹介後、個人ワークで「今悩んでいること、苦手なこと、不安なこと」「その悩みを解決するためにどうしているか?」を文字にしました。
● 夜勤が不安な2人の事例
グループワークに移り、ともに夜勤が不安な新人職員のAさんとBさんの事例を取り上げました。Aさんは「夜勤中に何かあったら相談できる人がいなくて怖い」「ご利用者様が倒れた時にどう対応するか分からない」と不安の原因を考え、緊急時の対応を先輩や他の職員に相談したり、マニュアルの確認などしました。一方、Bさんは「とにかく嫌。考えたくない」「一人夜勤は怖い」「憂鬱」と考え、誰にも相談せず一人で悩み「退職しようか」とモヤモヤしている。参加者は2人の違いを考えました。
参加者は話し合い、「Aさんは不安を理解しているけど、Bさんはしていない」「Aさんは前向きだけど、Bさんはそうではない」「Aさんは不安が具体的だけど、Bさんはあいまい」といった意見を出しました。解決できる人の特徴として、飯塚は「不安を言語化」して課題設定でき、「行動」して課題解決ができるとアドバイス。逆に解決できない人は、悩みを避ける傾向にあると指摘しました。
● 課題解決の心得
飯塚は「問題を解決できない人はそんなにいない。問題が見えない人の方が多い」「問題に気づけば前向きなアイデアが浮かんでくる」とも助言。最後、改めて最初に個人ワークで書いた悩みの原因を考えるよう促し、「個人ワークの紙を3カ月間大切にしてその時もう一度見直してほしい」と呼び掛けました。解決していない時は相談してほしいと伝え、さらに「正解の可能性は提示できるが、正解を見つけて解決するのは自分自身」とも強調していました。
<若手ラボ>
「第22回・『視座』を考える」
「第21回・苦手のコントロールを考える」
「第20回・目標の設定を考える」
「第19回・できるの意味を考える」
「第18回・『信頼とは何か』を考える」
「第17回・『意見を聞く』を学ぶ」
「若手職員が学んで交流・医和生会の『若手ラボ』スタート」
<医和生会の若手職員教育サポート>
「医和生会(いわきかい)人事課の取り組み・若手職員の教育サポート」
<医和生会(いわきかい)の求人・採用情報>
医和生会(いわきかい)は1年以内の新卒離職率0%!新卒フォロー面談や「若手ラボ」といった教育支援を通して、若手職員の定着につなげています。
https://iwakikai.jp/recruit/