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投稿:2025年09月09日

教育・育成環境 医和生(いわき)会全体

1343. いわき市で新卒職員を育てる|若手ラボvol.26「自分の行動は何に影響する?」【医和生会】

若手職員が学び合う「若手ラボ」がこのほど開かれ、参加者は「行動が与える影響」について考えました。ケーススタディを通して個人の評価が全体のイメージにも関わってくる点を確認し、これまでの自身の行動を振り返りました。

● 若手職員7人が参加

若手ラボは今回26回目で8月27日に開催。医和生会(いわきかい)とグループ法人「いわきの里」の若手職員合わせて7人が参加し、講師は事業推進課の皆川(▶皆川が語る「若手育成」への思い)が務めました。

● グループワーク

参加者は3組に分かれてグループワークを実施。「A高校の制服を着た高校生が大声で騒ぎながら道を歩いていた。それをどう思いますか?」という事例で、参加者はグループ内で意見を交換。

「常識がない」「不快」「A高校自体、大丈夫かと思ってしまう」「家庭環境を心配する」という意見のほか、一部の参加者からは「そういう人もいる、気にならない」といった意見が出ました。

皆川は「『自分は気にならない』と思う人もいるかもしれないが、社会では、多くの人が気にする。そして悪い印象は個人ではなく、“学校”や“家庭”など所属する集団に強く結びつけられてしまう」と指摘しました。

「この事例を私たちの職場に置き換えると、集団とは事業所、部門、職種、家庭などに広がる」と説明しました。

● 来所したご家族を無視したらどう思うか

それを踏まえ、ケーススタディでは「利用を検討中のご家族が見学に来所した際、新卒職員がうつむいたまま何も言わずに通り過ぎた」ケースについて、「誰がどう思われるか」を考えました。

「この事業所を利用したくない」「他の職員もこういう人ばかりかと思う」「教育できていない会社だと思う」など、集団としてどう思われるのかを考えました。

もう一つのケーススタディでは「大荷物を抱えて杖をついた患者様がいるにも関わらず、新卒職員がスマホを操作しながら通り過ぎた」場合も、同様に考えました。

「ここの職員は自分のことしか考えていない」「嫌な会社」「利用したくない」「家では良心を育てられていないのか」などの意見が出ました。

皆川は「たった1人の言動で、みんなのイメージが悪くなる」と注意をうながしました。

● 自身の行動を振り返り

最後、参加者はこれまでの自分の行動を振り返り、「よくなかった」と思う行動と、その行動が「周りにどんな印象を与えたか」を考えました。

「自分があいさつしなかったことで、『あいさつできない部署』と思われたのでは」「電話で正しい言葉遣いができなかったとき、『管理者の教育・指導がなっていない』と思わせたかもしれない」など、上司や部署への影響を考えました。

皆川は「対応の悪さは自分だけの問題ではない。先輩、上司、会社にも責任を背負わせている」「行動する前にお世話になっている人の顔を思い浮かべて」などアドバイスを送っていました。

● テーマに込めた想い

今回のテーマを「自分の行動が何に影響するかを考える」と設定した理由について、皆川は「『自分がどう思われるか』という視点よりも、『自分たちがどう思われるか』という視点を教えたかった」といいます。

私たちは一人で生きているのではなく、必ず集団の中で生きている。だからこそ、あいさつ・態度・服装…などの印象は自分だけでなく、仲間や事業所、会社全体に影響する。そのことを忘れずにいてほしい。その思いを、今回のテーマに込めたそうです。

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