〒970-8036 いわき市平谷川瀬一丁目16-5

0570-080825

ブログ

BLOG

投稿:2025年11月12日

教育・育成環境

1356. いわき市で新卒職員を育てる|若手ラボvol.27「応援される人になる」【医和生会】

若手職員が学び合う「若手ラボ」がこのほど開かれ、「応援される人になる」をテーマに考え合いました。

周囲から応援されるような関わり方を意識することで、職場での人間関係が良くなり、成長のチャンスも広がることを学びました。

● 9人が参加

今回で27回目を数える若手ラボは10月29日に開かれました。

医和生会(いわきかい)とグループ法人「いわきの里」の若手職員合わせて9人が参加。

講師は事業推進課の皆川(▶皆川が語る「若手育成」への思い)が務めました。

● 応援したい人とは

最初のグループワークでは「無言でコートに入り選手・審判にもあいさつしないA選手」と「コートにもお辞儀して元気にあいさつするB選手」のどちらを応援したいかを考えました。

参加者は全員がB選手を応援したいと答え、その理由として「こちらも元気をもらえる」「前向きな姿勢で尊敬できる」「礼儀正しくて気持ちがいい」などが挙がりました。

皆川は「応援したいという気持ちは普段の振る舞いや姿勢に、自然に集まってくる」「あいさつしない・反応がないといった人を『応援したい』と思う人はいない」と解説しました。

続いて「どんな人を応援したい」と思うか身近な人を例にして考え、具体的な行動や姿勢を3つ書き出しました。

「目標に向けて努力している人」「資格取得に向けて勉強している人」「笑顔で関わってくれる人」「話し掛けやすい人」「『ありがとう』と感謝してくれる人」といった意見が出ていました。

● なぜ応援される人に?

皆川は「応援される人」になるメリットとして「人間関係が円滑になり、仕事が楽しくなる」「チャンスが増える」の2点を上げました。

応援される人は周囲も気持ちよく働け、信頼関係を築きやすいこと。

さらに「あなたならできる」と新たな仕事や難しい仕事を任せてもらえる機会が増え、成長のきっかけにもなると説明しました。

● 体調不良での休み明けの態度

ケーススタディでは「体調不良で1週間休んでいた新卒職員が久しぶりに出勤した際、先輩から『体調大丈夫?』と声を掛けられ『あ、はい』と答えた」という場面を取り上げ、新卒職員はどう対応取ると良かったのかを考えました。

「休み中、フォローしてくれた職員に感謝を伝える」「休んでいた分これから頑張る意欲を見せる」「気遣いに感謝した上で、今の健康状態を伝える」といった意見が出ました。

皆川はそれぞれの回答が間違っていないことを前置きした上で、「『大丈夫?』と聞かれる前に、自分から謝罪や感謝の言葉を伝えることが大事」と話しました。

「聞かれたから答える」のではなく、自分から伝える姿勢にこそ、誠実さが表れるといいます。

● ご家族からのクレーム

別のケーススタディでは「送迎時に忙しさでご利用者様に冷たい態度を取ってしまい、ご家族から『担当者(あなた)に優しさがない』と連絡があり、上司が電話で謝罪している」という事例を考えました。

「電話を終えた上司に、すぐに謝罪する」「次の送迎時にご本人、ご家族に謝罪する」「自分の対応を振り返り、改善に向けた提案をする」など、謝ることと今後の対応策について意見が出ました。

皆川は「失敗は誰にでもある。落ち込むこともあると思うが、前向きに取り組もうとする人こそ応援してもらえる」と伝えました。

● 特別なスキルは必要ない

皆川は2つのケーススタディから、「応援される人になる」ためのポイントとして、あいさつ・感謝の言葉を伝えること・再挑戦する前向きさを挙げました。

参加者は最後、この日の学びを踏まえて「明日からできること」を一つ書き出しました。

皆川は「特別なコミュニケーションスキルは必要ない。あいさつや感謝の言葉を自分から伝えるなど、小さな積み重ねが大事。働きやすさは自分でつくれる」とアドバイスを送りました。

● テーマに込めた想い

今回のテーマを「応援される人になる」とした理由について、皆川は「『誰とでも仲良く』と思っているわけではないが、社会で生きていく上で、味方をたくさんつくってほしい。それが働きやすさにつながると思う」といいます。

今はまだ、目の前の仕事を覚えることで精一杯かもしれないが、いつか「こんなことをやりたい」「これを実現したい」という目標ができたとき、周囲に味方がたくさんいれば、協力してもらえるはず。

だからこそ普段のあいさつや反応などを振り返り、意識的に応援される行動を増やしてほしい。その思いを、今回のテーマに込めたそうです。

▼「若手ラボ」の人気記事はこちら
若手ラボvol.6「やり方より“あり方”」
若手ラボvol.16「悩みを『分けて』『わかる』ようになる」
若手ラボvol.18「信頼貯金で自分の居場所をつくる」

若手ラボの全一覧はこちら

医和生会では、新卒職員や若手職員を対象に、2カ月に1回「若手ラボ」という研修会を開催しています。人間性や考え方の成長を大切にし、人としての成長をサポートしています。

▶︎ 採用情報・見学のお申込みはこちら