医和生会(いわきかい)職員を対象とした介護職研修の第5回目がこのほど、やがわせデイサービスで開かれました。通所リハビリテーションの理学療法士・作業療法士ら5名が講師を務め、良好な座位姿勢が確保できるように車椅子や椅子などを調整する「シーティング」、快適で安定した姿勢をサポートする「ポジショニング」について目的や効果を解説しました。
● ポジショニングとは?
研修は7月17日に行われ、45名が参加しました。ポジショニングとは、運動機能障害を持つ方に、クッションなどを活用して、目的に適した姿勢を安全で快適に保持させることをいいます。(日本褥瘡学会ホームページより抜粋 http://www.jspu.org/ )
講師はベット上で過ごされる方に対し、クッションなどを使用したポジショニングを行うことで、①床ずれ(褥瘡・じょくそう)の防止②摂食・嚥下機能の維持促進③呼吸・循環機能の維持促進④筋緊張の緩和と関節の変形拘縮の防止⑤安楽でリラックスした姿勢を提供するといった様々な効果が期待される(※1)と説明。また福祉用具の選び方や体位交換のポイントについても解説しました。
※1
資料参考 明日から役立つポジショニング実践ハンドブック
アイ・ソネックス株式会社( http://www.nasent.net/info/post_37.html )
● グループに分かれ実践も
A~Dの4グループに分かれ、専門職の指導で「シーティング」「ポジショニング」を実践。シーティングを体験した職員からは、「タオルやクッションを車椅子と自分の身体の隙間に入れることで、安定した姿勢を保つことができる。安心感がある」との声も聞かれました。今回研修で学んだことを生かし、部署毎に対象の利用者様を決め、そのご利用者様にあったシーティング・ポジショニングを提案、実践し来月成果を発表する予定です。
【研修記事】
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