医和生会介護職研修がこのほど、やがわせデイサービスで行われました。前回の研修で、良好な座位姿勢が確保できるように車椅子や椅子などを調整する「シーティング」、快適で安定した姿勢をサポートする「ポジショニング」について目的や効果を共有。部署毎に設定した目標達成を目指して1ヶ月間取り組んだ成果を、7部署の各代表者が発表しました。
● 良い姿勢で安心安全な食事を
今年度最後となる第6回目の研修は、8月28日に行われ、40名が参加しました。小規模多機能さらいでは食事の際にこぼしが見られる利用者様に、車椅子上で良い姿勢で安全に安心して食事を摂取して頂くことを課題とし、その取り組みとして食器を浅いものやマグカップに変更するなどその方に合ったものを模索。また、シーティングの面では、座面にタオルを使用し、肩を平衡に保ち、胸や腕、腹部などに抱き枕などを挟んで、正しい姿勢作りをサポート。その後の利用者様の変化として、食べこぼしや誤嚥なども無く、安全に食事を摂取ができるようになり、ホール内で過ごす際には抱き枕や足台を使用することで身体への負担が減ったという点を報告しました。
● 専門職からのアドバイスも
前回研修で講師を務めた、通所リハビリテーションの作業療法士が各部署の取り組みに関してアドバイスも行いました。シーティング後の対応のポイントとして、長時間同じ姿勢を取っているのは褥瘡のリスクが高まるため、30分~1時間程度を目安に姿勢を直すことがよいとされています。健常な方でも1日正しい姿勢でいるのは大変なこと。講師は、シーティングは長い時間行うのではなく、場面に応じて(例:食事、レクリエーションの時のみなど)行ってほしいと研修をまとめました。
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今年度の介護職研修は全6回行われました。
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