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投稿:2019年10月24日

医和生(いわき)会全体

694. 「医和生会」の「価値」は? 若手職員考える・当法人の研修

当法人医和生会の若手職員が楽しく視野を広げる研修がこのほど、山内クリニック会議室で開かれ、参加職員が「医和生会」の「価値」を考えました。グループワークでアイデアをまとめ、サプライズで登場した山内俊明理事長に発表。山内理事長を囲んで懇親会を開き、「医和生会」を設立した熱い想いを共有しました。

 

 

● 自分たちが働く職場の強みは?

「医療や介護」から離れた広い視野を持ってほしいと、人事課が去年12月に初主催。計4回のプログラムで、企業分析するフレームワーク「ビジネスモデルキャンバス」で「他企業」「自分自身」を題材にして誰に何を提供できるか、顧客分析に用いる「VPキャンバス」で「患者様・ご利用者様」のニーズは何かを考えてきました(※記事末尾に過去記事)。最後となった今回の研修は9月30日に開かれ、居宅介護支援事業所、通所リハビリテーション、ショートステイ、小規模多機能型さらい、介護保険部、財務課、受付の30代までの職員11人が出席。これまで学んだ知識を生かし、自分たちが働く職場にほかの事業所にはない強みや魅力を話し合って「医和生会」の「価値」を考えました。

 

当法人医和生会の山内俊明理事長(右奥)に「医和生会」の「価値」を発表

 

● 理事長に医和生会の価値を発表

所属部署が重ならないよう2組に分かれてグループワーク。自分の所属部署を利用する人の分析では「訪問診療の患者様・ご家族」「予防接種を受ける小児」「転院の患者様」「お薬のプロパー」「ご利用者様の遠い親戚」「健康を維持したい人」など次々意見を出していき、11の医療・介護事業所を運営する医和生会の顧客の多様さを感じ、他事業所の情報も共有。その顧客に「医和生会」は何ができるのかという「価値」を考えて議論しました。終盤で登場した山内理事長を前に、グループの代表は医和生会の価値を発表。医師、看護師、ケアマネジャー、リハビリ職、介護系専門職のスペシャリストがそろって連携できる、他の病院との強いつながり、ACP(アドバンス・ケア・プランニング※)に対応できる、地域住民のための情報発信などの意見が出ました。

 

 

 

● 「医和生会」誕生の想い 理事長を囲み共有

講師を務めた人事課の飯塚大輔は、いわき市内の学校を訪問する度に生徒の激減を痛感する話題から、広い視野で「時代の変化」をとらえて難局を乗り越えていこうと呼び掛け。同課の畠山勲課長は「医和生会の強みを答えられるようにし、自分たちの強みを生かしてご利用者様のためにサービスしてほしい」と語りました。山内理事長は参加職員に医和生会を理解してくれた事を喜び「仲間同士、みんなで頑張っていきましょう」と思いを呼び掛けました。その後開かれた懇親会はビールで乾杯し交流。若手職員は「医和生会」設立を決心した理由を山内理事長に尋ね、人生の最期を病院ではなくて住み慣れた自宅で幸せに送れるようにしてあげたかったと設立当時の熱い想いをうなずきながら耳を傾けていました。

 

【若手研修の過去記事】

1回目(2019年1月18日投稿):https://iwakikai.jp/blog/164/

2回目(2019年2月26日投稿):https://iwakikai.jp/blog/274/

3回目(2019年6月6日投稿):https://iwakikai.jp/blog/1181/