先月1日に医和生会(いわきかい)に入職した新卒者4人は、6月末までの現場研修で汗を流しています。不安や楽しみを抱いて社会に踏み出したルーキーは今…。成長中の新人スタッフを順次お伝えします。
大学卒の社会福祉主事の渡邉は5月1日、やがわせデイサービスで研修を受けていました。「口べたで声が小さいので、聞き取ってもらえるよう心掛けています」。しゃべり口は優しく、物腰の柔らかさがほんわかさせます。前回の研修先で「何もしていない時間が多い」とアドバイスを受けたようで、渡邉は「行動が遅いので早め早めに動くようにしています」と意識。塗り絵の時間では、ただ立っているだけにならないよう、ご利用者様に「わー、きれいに塗れていますね」と積極的に声を掛けていました。
● 相槌を打って傾聴
いすに座るご利用者様に視線を合わせ、じっくりとお話しています。鳥の塗り絵で思い出したご利用者様は小鳥屋さんでつがいを買った昔話をし、渡邉は「そうですか」「うん、うん」「えー、すごい」と相槌を打って傾聴。「調子が悪いんだよ」と指の運動をしているご利用者様には「あったかいですね」「よく働いた手ですね」と手をさすります。するとご利用者様は「そうなんだよ」とにっこり。後ろで急にいすを引く音がしたら、反射的にパッと振り向いて反応。トイレに行きたいというご利用者様に近づいて歩行介助していました。
● ご利用者様から名前で呼ばれて「うれしい」
渡邉が介護を志そうと思ったきっかけは小学生の時。祖母の友人がいる介護施設に遊びに行き、ご利用者様やスタッフの楽しそうな様子を見たのが忘れられないという。それで高校時代に福祉を学ぼうと大学に進学。今も祖父母と一緒に暮らし、お年寄りと接するのが大好きです。現場に立って1ヶ月が経過した現在、「『渡邉さん』って名前で呼ばれると『覚えてくれてる』と思えてうれしいです」と、働く喜びを感じていました。
● 目標「笑顔になってもらえる職員」
目標は「人に笑顔になってもらえる職員」。塗り絵をするご利用者様から自慢の野花やバラの作品を次々披露され、渡邉は「素敵!こういう色の花ありますよね」と優しい口調で答えます。ご利用者様は「こういうのもあるんだよ」と笑顔を浮かべ、ヤマブキの塗り絵を見せていました。
<20年度新人>
<医和生会(いわきかい)の求人・採用情報>
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