医和生会(いわきかい)は、新卒入職者一人一人に成長を支える「指導スタッフ」が付いています。不安を抱える新入職員の悩みに応え、壁を乗り越えられるようサポートしています。「指導スタッフ」は現在5人が活躍中。指導の工夫や新人の成長の実感などを織り交ぜ、一人一人不定期で紹介します。1回目は「やがわせデイサービス」で高卒新人を育成する生活相談員・菅野。
● 緊張をほぐすために
菅野は中途入職5年目。高卒新入職員の鈴木を7月からサポートしています。当初の鈴木の様子は、年上職員ばかりの環境で無理もないが、会話しても返事するのが精いっぱいで緊張していたと、菅野は感じていました。そこで仕事を覚えさせる前に、まずは職場の雰囲気に慣れさせようと対応。仕事を頼み過ぎて悩ませないよう心掛け、信頼関係ができるまでは仕事の話は極力避けたという。高校時代の部活の話を聞いたり、時には鈴木と話題が合うよう妹から話のネタをもらったことも。仕事を指導する際には、直接言わず、鈴木と年齢が近い若手職員に伝えてもらっていました。これにより鈴木は話せる仲間が増え、その職員も先輩の自覚が芽生えるのを期待したといいます。
● ご利用者様を前に発表の場
「成長のきっかけになった一番大きなイベント」(菅野)というのが、昨年末にご利用者様向けに行った「ウイルス感染予防」の講話(※)。菅野は台本とイメージを伝える程度にして、鈴木と一緒に感染対策を勉強する場をつくり、講話に合ったポスターを描いてもらいました。本番では人前で話すのが苦手な鈴木が困ったらフォローし、余裕が出てきたところで予想外の質問を振って自分の言葉で話す機会もつくったりしました。菅野は、最近鈴木がご利用者様と積極的に話すようになり、ご利用者様の入浴順を考えて意見するなど自分の考えを持てるようになってきたと、成長の手応えもつかんでいます。
● さらなる成長に期待
鈴木は「入職当時はすごく緊張していたけど、話しやすい雰囲気をつくってくれた。(菅野は)優しい先輩です」と表情を緩めます。5月には「生活習慣病」をテーマに、ご利用者様向け講話の第2弾を予定。菅野は「前回の反省をどう生かして発表するのか楽しみ。本人から『こうしたい』という声が出たらうれしい」と期待。「まだ10代なのでもっと色々経験して、自分のペースで知識や技術を身に付けていけば立派な介護職員になれる」とエールを送っていました。
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