医和生会(いわきかい)の若手職員のつながりと学びの場「若手ラボ」が、9月で丸1年となります。社会に出たばかりの新卒職員が先輩職員と一緒に、物事の考え方や仕事への向き合い方を考え合っています。新卒職員の行動目標が変化するなど、成長の兆しも見られています。主催する担当職員は「今後入職する未来の職員のためにも続けていきたい」と、意気込んでいます。
● 新卒職員の成長に合わせたテーマ設定
若手ラボは去年9月にスタート。新卒職員が年代の近い仲間と一緒に学び合える場をつくろうと人事課が主催し、隔月で開いています。新型コロナウイルスの感染拡大で延期もありましたが、これまで「失敗の分析」「自信につながる行動」「言語化の大切さ」などをテーマに5回開催。新卒と2年目職員は毎回参加し、運営を補助する役割で3年目以上の職員数名がランダムで参加しています。
講師は人事課の担当職員・皆川が務め、グループワーク形式で進行。テーマは、人事課が定期的に行っている新卒職員のフォローアップ面談と指導者面談で聞き取りした不安・悩み・課題などを参考にして決めています。例えば、新卒職員が感じている課題と指導者から見た課題のズレに気付いたときには、広い視野で自分自身の言動を見てほしいと「客観視」をテーマにしました。
● 「自分ごと」に捉える
皆川は「参加者が『自分ごと』として捉える力がついてきた」と感じています。ラボ終了後、個別に作成する振り返りシートで、最初の頃は「頑張る」「気をつける」等の抽象的な表現もありましたが、最近は「何が苦手で、どうして苦手なのかを考える」「自分で捉えている課題だけではなく、周囲が感じている課題を考える・聞く」など、より具体的な行動を書ける職員が増えてきました。客観視をテーマにした時には「自分を客観視したら、相手の反応を気にせず話し続けていたことに気付いた」と皆川に直接報告してきた職員も。また、「つながり」という点では、部署が異なるので普段会わない参加者同士が、ラボで再会した際に「久しぶり」など話す場面や、2年目職員が新卒職員を気遣う場面も増えてきていると、皆川は感じています。
● グループワークの工夫も検討
課題について皆川は、「テーマの一貫性」と考えます。現状の課題からのテーマ設定を続けているため、毎回単発になっている側面もあります。前回のラボからのつながりを意識できるよう復習する時間をつくるなど検討しています。そのほか、ラボの運営をどう引き継ぐかも長期的な課題として考えています。
● 将来入職する未来の職員のために
入職して不安を抱える新卒職員が安心できる場を用意したいと皆川は2年目に意気込みます。「現場にも『新卒を育てよう』『若手を育てよう』という風土ができてきた。人事課としても、職員が『働き続けたい』と思うような職場づくりに貢献したい」とも。皆川は「未来の職員のためにも続けていきたい」と抱負を話していました。
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