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投稿:2022年03月23日

多職種連携 地域包括ケア

1083. いわき市民は不健康 汚名返上へ市の取り組み共有・平在宅療養多職種連携の会

いわき市平地区の医療・介護関係者が交流する「平在宅療養多職種連携の会」がこのほど、オンライン上で開かれました。いわき市健康づくり推進課の職員が「健康づくりも多職種連携!」と題して発表。全国的に比べて不健康ないわき市民のデータを踏まえ、同課が展開している健康推進の取り組みを共有しました。

 

● 全国ワーストクラスの福島県の健康状況

医師、歯科医師、薬剤師、介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護施設職員、地域包括支援センター職員ら約25人が参加。3月17日に開かれました。発表した市職員は福島県民といわき市民の不健康さを示すデータを共有しました。福島県の死因の54.6%が生活習慣病に起因し(平成28年)、急性心筋梗塞の死亡率は男女ともに全国平均の倍。さらに脳梗塞での死亡率、肥満、塩分摂取の割合もいずれも全国ワーストクラス。そのような不健康な福島県内の中でもいわき市は健診受診率が県ワースト1位。郡山市と比較した胃がんの受診率は低い上に死亡率は高いという現状を示しました。

 

● 減塩プロジェクト

市職員はいわき市民の健康を県内トップにしようという5つの取り組みを紹介。一つは本年度立ち上げた「いわきひとしお減塩食普及プロジェクト」(※1)。高血圧や急性心筋梗塞の原因ともなる塩分を抑える食をテーマにした取り組みで、プロジェクト名の由来は「人」と「塩」、「ひとつまみの塩」、「喜びのひとしお」に由来します。具体的にはいわきの食材での減塩商品を開発し、今春に小名浜地区の水産加工会社「上野台豊商店」とコラボレーションした商品を販売する予定です。

 

※1 「ひとしおプロジェクト紹介(いわき市ホームページ)」:http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1629772520827/index.html

 

● エクササイズ生配信

二つ目の取り組みは「withコロナ YouTubeエクササイズ生配信」(※2)。コロナ禍で懸念される運動不足を解消するため、去年7月から動画配信サイト「YouTube」で運動メニューを毎週金曜夜に生配信しています。見逃してもいつでも動画を閲覧できますが、視聴者みんなで体を動かしている一体感を味わえ、その場で講師に質問できるメリットが生配信の魅力だと、市職員はアピールしました。

 

※2 「エクササイズ生配信のチャンネル」:https://www.youtube.com/channel/UCe1h6po_xuE9GLzmKxzcLXg

 

● 中学生対象の健診

三つ目の取り組みは「いわきっ子生活習慣病予防健診」。子どものうちから健康意識を高めてもらおうと、中学2年生を対象に健診指導をしています。来年度からは中学2年生1500人が貧血検査に合わせてコレステロールや血糖値を検査。保健師が健康授業を行うほか、個別相談にも対応します。健康意識を高めた子どもが家族にも広めることも期待しています。

 

● 不健康な理由を考える

そのほか、保健師による「企業へのアプローチ」の取り組み、「いわきの極意」(※3)と銘打ったSNSでの健康に関する情報発信を紹介しました。参加者から出た質問の「いわき市民の不健康の原因は何か?」という話題では、医師が「患者さんは肥満が多い」と感じる点を挙げ「いわき市は車社会の広域都市なので歩くことが少ないのではないか。もっと運動習慣を取り入れた方がいい」と意見。薬剤師は「肥満の患者さんに『体重を減らすといい』とは言いにくい問題はある。検診率が低いのは聞いているので、今後も受診を呼び掛けたい」と話しました。

 

※3 「いわきの極意」各種SNS:フェイスブックツイッターインスタグラムユーチューブ

 

● 「様々な地区や分野と語り合える場に」

いわき市平地域包括支援センターの認知症地域支援推進員は、本年度毎回してきた認知症ミニ講話を振り返りました。参加者から来年度の同連携の会のテーマに関する意見も募りました。山内俊明会長(山内クリニック院長)は「他の地区とコラボレーションできたり、医療、介護、福祉が語り合える場にしたい。オンラインでは地域を越えられるので、みんなが立ち寄れる場所になってほしい」とまとめました。

 

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