医和生会(いわきかい)ショートステイの草野は初めて「指導者スタッフ」となり、新入職員をサポートしています。一生懸命努力している新入職員をどう導いて成長させられるか、自身も学んで指導者として成長しています。
● 初めての新卒指導
草野は入職8年目。昨年5月に「ショートステイ」に配属された大卒新人・長内の指導を昨年11月から引き継いでいます。草野は生活相談員の指導経験はありますが、新卒新人の指導係は初めて。自身でも指導する上での力不足を感じて学ぶことがあるといいます。長内について「ご利用者様の意向を聞いて動く姿勢はいいところ」と長所を挙げる一方で「それによって業務が思うように進まず悩んでいるときもある」との課題も感じ「ただ、ご利用者様の意向に応えつつ、しかもスムーズに業務を進めるのは経験が必要で難しい」と長内が今ぶつかっている壁を思います。
● 威圧感を与えないように
草野は「自信を持ってどんな状況でも柔軟に判断して介護できるように育ってほしい」と思ってサポート。そのためにも「作業や技術だけを教えるなら簡単。だけどそれだけではダメ」と理解しています。「介護一つ一つの意味を理解してもらえるよう伝えないといけないが、そういう指導は簡単ではない」と自身の課題も感じています。さらに、年齢が一回り離れているので「(長内は)話し掛けるのが難しいのかな」とも。草野自身「指導する上で、若い世代との接し方を学んでいる。分からない時は気軽に聞いてもらえる関係をつくらないと」と語り、威圧感を与えないよう意識。「萎縮してしまうと先輩の顔色を見て介護するようになってしまう」と、一方的に言うのではなく「聞く耳」を持ってアドバイスするのを心掛けています。
● 指導の気遣いに感謝
草野は生活相談員業務でホールから離れることも多く、直接指導を受ける機会は少ないようですが、長内は「(草野から)『どこまでできた?』と気に掛けてくださる」と感謝。うまくできなかった点を伝えると忙しい中でもアドバイスしてもらっているといいます。緊張した雰囲気にならずに冷静に話を聞いてもらえるところも感謝を示していました。
● 成長焦らせず温かく
スムーズに業務を進められるよう事前にプランを考えてきている長内の努力を「一生懸命」と受け止めています。今後は計画通りに行かない、目まぐるしく変わる状況の場合に、長内がいかに臨機応変に自信を持って介護できるように育てるか。草野は温かくじっくり見守り、成長をサポートしています。
<関連記事>
・本年度の指導スタッフ紹介
・高卒・介護職への指導者(20年度)
「新卒を支える指導スタッフに聞く①・やがわせデイサービスの菅野」
・大卒・相談員への指導者(20年度)
・理学療法士への指導者(20年度)
<医和生会(いわきかい)の求人・採用情報>
医和生会は1年以内の新卒離職率0%!新卒フォロー面談や「若手ラボ」といった教育支援を通して、若手職員の定着につなげています。
https://iwakikai.jp/recruit/