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2017年09月15日

コラム 山内クリニック 救急救命

【コラム.32】コードブルー(医師・岩井淳一)

ドラマ「コードブルー」の新シリーズが始まり、なかなかの高視聴率のようですね。私なら、救急車やドクターヘリで病院に運ばれ、あんな美男美女のスタッフに囲まれると緊張で痛みも吹き飛んでしまいそうですけどね。ところでみなさんは「コードブルー」の意味は知っていますか?病院内で「コードブルー!コードブルー!」という放送を聞いたことがありますか?

「コードブルー」とは病院内でアナウンスされる隠語で、病院内で緊急患者が発生した時に病院内の医師を現場に集めるために使われます。実はドクターヘリとは関係ありません。通常は入院患者に緊急事態が発生した場合、まず主治医が診察して現状を把握し、必要であれば専門医を呼んで処置してもらうという流れになります。しかし、コードブルーが発令されたら、担当に関係無く院内の医師が集合し、その場で診察・処置をします。これによってよりスピーディーに処置することが可能になります。

ブルー以外にも(病院によって定義が異なる場合もありますが)、
●コードレッド:火災が発生した際に発令されます。
●コードグリーン:テロの発生やテロにより多くの死傷者が出る可能性を知らせる緊急コールです。
●コードゴールド:臓器移植対象となる脳死患者が発生した際のコールなので数あるコールのなかでも早急な対応を要されます。
●コードホワイト:病院内で不審者等が暴れたり、暴言を発する等のトラブル発生を知らせる緊急コールです。主に警備員やガードマンが召集の対象となります。
●コードイエロー:緊急で患者の搬入依頼があった事を知らせます。

いずれにせよ病院内で「コード〇〇!、コード〇〇!」という放送があった場合は緊急事態であることが考えられるので、その場に居合わせたときは決して慌てず、病院職員の指示に従うなど、ご協力のほどよろしくお願いします。

岩井 淳一

※この記事は、朝日サリー(2017年10月号)「ハートでクリニック」に掲載されました