医和生会(いわきかい)の若手職員が交流する「若手ラボ」がこのほど開かれ、「苦手のコントロール」をテーマにグループワークをしました。苦手との向き合い方を参加者同士で語り合い、どういう意識で仕事をするといいのかを議論。今回からグループ法人の社会福祉法人「いわきの里」の新卒職員も加わって一緒に学び合いました。
● いわきの里の新卒職員も新加入
今回で21回目となる若手ラボは10月23日に開催しました。医和生会といわきの里の新入職員4人を含め、若手職員計8人が参加し、事業推進課の皆川が講師を務めました。
● 解決策を考える
まずは、参加者それぞれが思う「苦手なタイプ」を共有。「口調がきつい人」「イライラを表に出す人」「人によって態度が違う人」といった意見が出て、参加者同士で「わかる」と共感しあっていました。続いては、皆川が用意した「こんな職員がいたらどうする?」という架空の事例をもとにグループワークに挑戦しました。
事例1:体調不良を訴える先輩職員が、自分は仕事をしないのに他の職員に「もっときれいにシーツを敷けないの?」など厳しい態度を見せる。新卒職員は、その態度に疑問を感じ、モチベーションが下がっている。
グループからは「上司に相談して、その先輩に話をしてもらう」という意見や「体調不良が本当なら仕事ができないのは仕方がないので、注意された内容は受け入れる」「しっかり仕事を覚えて、もう二度と言われないようにする」という意見が出ました。
事例2:些細なミスで怒鳴る先輩職員から「またドアを開けっぱなしにして危ないでしょ」と注意された新卒職員が、その先輩職員の顔色が気になり、利用者様のケアに集中できなくなった。
参加者の中には、このケースと同様に人の顔色を気にしてしまう職員もおり、同じグループの先輩職員が「言っていることと雰囲気を分けて考えたほうがいいよ」など自らの経験を踏まえてアドバイスしている姿もありました。
● 誰のための仕事か
皆川は2つの事例に出てくる新卒職員側の気持ちを「先輩職員に対し、『自分は何もやらないくせに偉そう』『すぐ怒鳴るから怖い』と感じたのかもしれない」と推測し、その上で「苦手な人の感情に振り回されて、本来見るべき相手を見失っている」と解説。「仕事は、怒られないため・顔色をうかがうためではなく、利用者様のためなので、その視点を忘れないで」「あなたを待っている人がいる」と伝えました。もし、職場で言い方や態度が怖い職員に出会ったとしても、言っている内容に目を向けて、改善に努めたほうが利用者様のためであり、自分の成長になるとアドバイス。「人は変えられない。自分の捉え方を変えて苦手をコントロールしてほしい」とメッセージを送りました。
● 明日からできること
最後に、参加者は「明日からできること」を考えました。「強く言われたら悲しいけど、ミスは受け止めて、利用者様のためのケアを心がける」「利用者様のためを思って注意されたことは、素直に受けとめる」「利用者様のケアの注意は真摯に受け止め、口調は気にしない」などと書き出していました。
<若手ラボ>
「第20回・目標の設定を考える」
「第19回・できるの意味を考える」
「第18回・『信頼とは何か』を考える」
「第17回・『意見を聞く』を学ぶ」
「若手職員が学んで交流・医和生会の『若手ラボ』スタート」
<医和生会の若手職員教育サポート>
「医和生会(いわきかい)人事課の取り組み・若手職員の教育サポート」
<医和生会(いわきかい)の求人・採用情報>
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