医和生会(いわきかい)小規模多機能型さらいの山口は、「人と話すのが好き」という明るい性格と高校時代に合唱部で身に付けた度胸を生かし、物怖じせずにご利用者様と向き合っています。幼いころに母と一緒に介護した思い出が忘れられず介護職に就職。今はオムツ交換などの課題に向き合い、指導する先輩と一緒に練習を重ねています。今年の新卒紹介の2人目。
● 反対されても選んだ介護の道
山口は小学3、4年生のころ、近所で一人暮らしする高齢女性を母親と一緒に介護していたといいます。かつて「介護士になりたかった」という母親は、その女性のオムツ交換もし、山口は手伝いながらその献身的な姿が印象に残りました。進路選択時、自分に合っている仕事は何かを考えた時、「人と話すのが好き」という性格を生かせると思ったのが介護でした。ですが、介護という仕事の大変さを知っている母親からは強く反対されたといいます。それでも医和生会の職場見学を経て介護の魅力を確認し、介護士の道を選びました。
● ご利用者様の前で体操堂々と
この日、山口はご利用者様を前に一緒に体操。「足を上げます」「もう一回上げます」などと、手足を動かして見本を見せる姿は入職後間もないにしては堂々としています。何か言いたげなご利用者様に気づいたら近づき、「無理せず、ゆっくり自分のペースで大丈夫ですよ」と声を掛け、周りを見渡す落ち着きもありました。高校時代、合唱部だった山口は、観客の前で一人で歌った経験もあり、培ったその度胸を発揮していました。
● 先輩と一緒にオムツ交換練習
山口は現在、バイタル測定、お茶出し、見守り、シーツ交換などの基本業務を担当。今の課題はオムツ交換。先輩に側で見守ってもらいながら、練習を重ねています。皮膚がかぶれないようにきちんと拭き、オムツを交換する方法を直接指導で受け「実際にやらせてもらいながら、分かりやすく丁寧に教えてもらっています」。介護初心者にとって、戸惑うことも多いオムツ交換ですが、少しずつ成長しています。
● ご利用者様の「散歩したい」に応えて笑顔に
以前、「散歩したい」というご利用者様のために、職員に提案して許可をもらい、一緒に散歩したことがあったといいます。「ニコニコと喜ばれていた」と、介護をやって楽しい出来事だったと振り返ります。今は母親から「仕事は楽しい?」と尋ねられ、「楽しい」と笑顔で答えているといいます。今後の目標は「今は指導してくださる先輩に付いてもらっていますが、早く仕事を覚えて自分一人で行動できるようになりたい」。ご利用者様の表情を見てトイレに行きたい気持ちをくみ取り、声を掛ける先輩に憧れ、将来は「ご利用者様に頼られる介護士になりたい」と抱負を語っていました。
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