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投稿:2017年12月29日更新:2019年12月05日

218. 本年も大変お世話になりました2017・こんな記事書いてました

2017年の今年に書かせていただいた記事の数は217本。医療や介護福祉の分野のみならず、子育てや福祉の分野も積極的に取材させていただきました。フェイスブックでリーチ数が多かった年間トップ10をご紹介しながら、今年の取材を振り返らせていただきます。さらに最後にはブログ記事の末尾にあるタブの「いいね」数が爆発的に多かった記事もご紹介。トップ10に入っていなくても紹介したい記事はたくさんあって心苦しいのですが、取材にご協力してくださった皆さま方やご覧になってくださった方々には大変お世話になりました。この場をお借りいたしまして、皆さまに厚く御礼を申し上げたいと思います。本年は誠にありがとうございました。引き続き、来年もよろしくお願い申し上げます。(企画課・西山将弘)

<10位>
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「障がい児の嚥下(えんげ)や摂食をテーマにしたスマイルリボンの『言語療法(ST)講座』」(7月11日投稿): https://iwakikai.jp/blog/2237/

障がいの分野を初めて取材させていただき書いた印象的な記事でした。これを取材したきっかけは、6月に開かれた「平在宅療養多職種連携の会」(6月16日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2201/)で、ある障がい児育児に悩む家族が家族会の「スマイルリボン」と出会って支援の輪が広がったという事例発表でした。これを聴いて興味を持ち「スマイルリボン」とコンタクトを取りました。「多職種連携の会」での情報共有が輪を広げた成果でもあります。

<9位>
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「アレルギーっ子交流会『もぐのび』」7月29日投稿: https://iwakikai.jp/blog/2027/

10位の取材を機に「いわきネウボラ キックオフイベント」(7月13日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2239/)を知り、そのイベントで出会った団体のうちの一つが「もぐのび」でした。7月にはアレルギー児を持つ家族を集めた入園入学準備イベントを訪問。子どもたちが「アレルギーがある」と自分で伝えられるようにするトレーニングが印象的でした。この子どもに発信力を付けさせる心構えは、障がい分野の防災研究の第一人者も「すごい」と評価されていました (12月27日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2574/)。現実には都内で5年前、学校給食でアレルギーを持った小学生が亡くなった悲しい事故もありました(2017年12月21日付朝日新聞:https://www.asahi.com/articles/ASKCW4SJ2KCWUTIL02X.html)。わたしたち社会がもっと理解をしていくことが大切だと感じさせます。

<8位>

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「日野原重明さんとの思い出・山内院長が追悼」 7月20日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2249/

7月18日に聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが105歳で亡くなりました。日野原さんには人気絶頂時に山内クリニック開業10周年の記念講演で登壇していただき、その記念写真は現在もクリニック内に飾られております。今では「人生100年時代構想」(首相官邸HP:https://www.kantei.go.jp/jp/headline/ichiokusoukatsuyaku/jinsei100.html)が進められていますが、100歳を超えてなお現役で精力的に活躍された日野原さんはまさしくパイオニア的存在だったように思われます。そんな中、医療の現場では100歳超の終末期ケアも話題になり、その難しさが議論されていました(12月16日投稿: https://iwakikai.jp/blog/2951/)。人生の最後をどう迎えたいかを考えることの大切さをあらためて気づかされます。

<7位>
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「子育て支援団体『ウェンディ』」8月10日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2306/

母親が子育てに追われ「自分らしさ」を失わないよう、託児や多彩なイベントを企画されていらっしゃる団体。いわき市内のイベントで時々託児サポートしていると、もしかしたらウェンディが関わっているかもしれません。今秋の「いわき大交流フェスタ」(11月2日投稿: https://iwakikai.jp/blog/2886/)でも無料託児所を設置して、参加者がゆっくり楽しめるようサポートしていました。介護に限らず子育ての分野でも地域の方々を支える取り組みがすでに行われていたのですね。

<6位>
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「いわきの“クイズ王”・言語聴覚士・大平さん」 6月9日投稿: https://iwakikai.jp/blog/2100/

いわき市で訪問の言語リハビリ事業所を運営している大平さんを紹介した記事でした。「言語聴覚士の知名度は低い」と痛感し、地域にもっと広く知ってもらおうと独立したチャレンジャー。市内で認知症予防の講話をするほかにも、いわき市地域包括ケア推進会議の作業部会「健康と生きがいづくり」(7月28日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2259/)の委員を務めたり、「いわき食介護研究会」に参加して栽培したというキュウリも提供する(7月14日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2243/)、など、積極的に地域と関わり活動なされています。事業所の運営はとても大変でしょうが、今後も多くの「声なき声」に応えて地域に必要とされる言語聴覚士になってほしいと願っています。

<5位>
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「『山本雄士ゼミ』 いわきで白熱教室」 9月27日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2828/

若手医学生らが大学でも病院でも勉強できない医療を学ぶ「山本雄士ゼミ」(東京都)が今秋、いわき市でフィールドワークを行いました。医師不足解消を考えるグループワークでは、市医師会長を含めた現場の医師や行政関係者らにアイデアをズバッと主張し、まさしく白熱した議論でした。医大生のゼミ長とも少しお話しました。地域医療だけでなく国連などのグローバルな分野にも興味があるといい、様々なことにチャレンジして自分の可能性を広げたいとおっしゃっていたのが印象的でした。型にとらわれない新しい医師像を創造し、地域や日本、世界のためにご活躍されることを心待ちにしております(いわきのことも忘れないでください)。

<4位>
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「10月の当法人辞令交付式」 10月2日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2836/

10月から畠山理事が入職。高校時代には仙台育英高野球部の四番を務め甲子園にも出場しました。11月には早速畠山理事が旗振り役で「ソフトボール部」を創設(11月25日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2908/)し、今後の法人グループ内での多職種連携の推進にも期待されます。毎年10月に開催される当法人の「事業計画発表会」(11月14日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2599/)で、畠山理事は「あいさつの際には『最近どうですか?』などもう一言加えてほしい。この一言がモチベーションにつながる」と呼び掛けました。小さな意識改革を重ねることで組織が大きく発展できると信じ、来年も当法人グループ一同邁進していく所存です。

<3位>
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「障がい者やお年寄りにも指導・訪問ヨガ教室主宰の藁谷さん」 6月24日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2212/

訪問ヨガとは一見福祉となんら関係なさそうですが、障がい者やお年寄り、子どもたちにも指導されている藁谷さん。寝たきりで運動困難な方にもヨガを指導でき、じんわり汗をかかせてリフレッシュさせることもできるといいます。運動好きな外出困難な方にお勧めできる新たな選択肢ではないかと感じた取材でした。いわきの出産・育児支援団体でつくる「こども♡あいネット」にも加盟し、今月のイベントでも母親たちにヨガを指導(12月6日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2741/)。地域で精力的にヨガイベントを開くなど、あらゆる方々に体を動かす機会を広げている藁谷さん。来年もご活躍を期待いたしております。

<2位>
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「医を業として・齋藤光三氏伝記④~福祉三銃士」 10月2日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2838/

いわき市勿来地区でお年寄り医療に生涯をささげた齋藤内科(現在は閉院)の院長・齋藤光三氏(享年82)の功績を伝える記事。お年寄り介護を考えることが今より一般的ではなかった40年以上前、齋藤氏は「デイ・ホスピタル」を誕生させました。そもそもこの方がいわきで活躍されていたのを知ったのは、6月の市民公開講座(6月15日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2195/)でパネリストだった市医師会の木村守和副会長が齋藤氏を紹介したのがきっかけでした。それでこんな先駆者が地元にいたのかと興味を持ち、歴史に埋もれさせるにはもったいないと関係者に取材を重ねました。全国的に注目されてもおかしくないであろう功績を、一人でも多くにお伝えでき喜ばしく思っております。(写真は齋藤氏ではなく、福祉三銃士と呼ばれたNPO法人地域福祉ネットワークいわきの事務局長・園部さんです)。ちなみに「医を業にして①日本初の診療所デイサービスへの挑戦」(8月30日投稿)は、https://iwakikai.jp/blog/2333/

<1位>
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「認知症のご利用者様も“店員”に・『オレンジカフェ』サンライフゆもと」 9月29日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2832/

栄えある1位は、認知症のご利用者様がサービスする「オレンジカフェ」の記事でした。全国的には「注文をまちがえる料理店」が注目されていますが、いわきでも取り組まれています。認知症者は働くことでリハビリや生きがいになり、お客は認知症がどういうものかを身を持って体験できます。「お客様の接待が好き」と話した“店員”が笑顔でコーヒーを差し出す姿が心に残っています。このコンセプトはほかの地区の「オレンジカフェ」にも広がりました(10月25日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2863/)。今後も認知症を「学ぶ場」とともに「触れ合う場」も増えていってほしいですね。

さらに、フェイスブック上のリーチ数ではなく、ブログ記事の末尾にあるタブの「いいね」の数が爆発的に高かった記事を紹介します。200「いいね」を超えた4本です(2017年12月28日現在)。(旧ブログから現在のブログに移したため、「いいね」数はリセットされました・2019年12月5日更新)

<4位・203いいね>
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「多職種連携!170人交流・『平在宅療養のつどい』」 9月22日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1862/

<3位・209いいね>
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「『いわきネウボラ キックオフイベント』の告知」 7月13日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2239/

<2位・301いいね>
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「記者が見るいわきの『地域連携』・『日総研出版』大友主任にインタビュー」 10月14日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2855/

<1位・796いいね>
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「重症心身障がい児対象の放課後等デイサービス『どりーむず』開設へ準備」 9月15日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1597/

1位は驚異的いいね数をたたき出した「どりーむず」開設準備に向けた記事でした。いわき市内にまだない重症心身障がい児対象の放課後等デイサービス施設をつくろうと、NPO法人「ままはーと」が現在も準備を進めております。人通りも多いスーパーマーケット前に施設を構え、その立地場所から地域の方々と触れ合おうという想いが伝わります。子どもたちを安全に送迎する車を準備しようと、現在はクラウドファンディングにも挑戦中です。2017年12月29日現在、残り32日で100万円を目標に達成率は43%、そのページはhttps://faavo.jp/iwakinokuni/project/2447です。

来年も住民が支え合える地域づくりに向けてさらに進展できるよう、お互いに力を合わせて取り組んでいきましょう。